Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

誤読もまた楽し

2008年04月05日 22時59分44秒 | Weblog
 土曜日の日課である本の立ち読みに出かけたら、週刊誌で書評を読んで気になっていた「百年の誤読 海外文学編」を見つけ、即座に購入した。
 海外文学の名作を時系列で辿り、2人の評者が誉めそやしたり、斬って捨てたりするというもの。実に楽しい。
 例えば、わが尊敬するヘルマン・ヘッセのことを、
「ヘッセ自身が落ちこぼれで、学校という制度に不満を抱いていた・・・子どもの頃の恨みつらみを、いい歳しても忘れずに小説に託している・・・粘着質の男」と、ある意味では的確に評している。
 名作というものは、賛辞の影に、作者の劣等感・ルサンチマンが隠れているものだ。
コメント
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