Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

氷山の理論

2008年04月21日 08時28分08秒 | Weblog
 百年の誤読 海外文学編では、「誰がために鐘は鳴る」のところ(p150)で、ヘミングウェイの「氷山の理論」に触れ、「これが8倍の長さの小説だったらゾッとする」などと評されている。これには思わず笑った。
 ちなみに、「氷山の理論」は、小説というものは、あえて全てを書き尽くさないで、読者の想像力を刺激すべきだという、ヘミングウェイの主張のこと。だから、彼は8分の1しか描かないという。
 これに対して、ドストエフスキー(略称「ドス」)やトルストイなどは、余計なものを書きすぎて、読者を遠ざけている感がある。「8倍の理論」とでもいうべきか。
 
コメント
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