Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

学者天国の崩壊?

2011年11月05日 08時22分38秒 | Weblog
 法曹人口の過剰が取りざたされるけれども、その前に大学改革の問題があったことを忘れちゃいけない。
 国立大学の独法化に先立って、東大をはじめとする国立大学で、いわゆる「大学院重点化」が実施されてきた。その後で、司法制度改革の波が大学に押し寄せ、法科大学院制度が発足するとともに、研究者教員は「実務家育成教員」に変貌することを余儀なくされた。
 ちなみに、文科省の官僚は、「研究者は、ごく優秀な人が一部の大学にいれば十分。あとは『教育者』になるべきだ」などと述べて、法学部教員の危機感をあおったようである。
 かくして、法科大学院が乱立することとなり、それまでの学者天国は崩壊への一歩を踏み出した・・・。「ロースクールの仕事が多すぎて、論文が書けないよ」と嘆く先生が増えたのだ。
コメント
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