かつて、「払う、払う」と言いながら着手金を支払わない依頼者の公判弁護を続けていて、判決の直前になって「払えません」と言ってきた事件があった。最後まで弁護をやったのだが、当然のことながら、事務所としては赤字である。
多くの先輩弁護士がこうした苦い経験をしているようで、例えば、「着手金を受領するまでは書面を書きません」と宣言する人もいる。だが、この場合、提出期限直前に支払いがあると、今度は自分が締め切りに追われることになる。
いつ「着手」するかは、実は難しい問題なのだ。
多くの先輩弁護士がこうした苦い経験をしているようで、例えば、「着手金を受領するまでは書面を書きません」と宣言する人もいる。だが、この場合、提出期限直前に支払いがあると、今度は自分が締め切りに追われることになる。
いつ「着手」するかは、実は難しい問題なのだ。