いいエリート、わるいエリート
ざっと立ち読みした程度だが、山口氏が財務省を辞めた理由のところが面白かった。
周知のとおり、財務省の労働条件は劣悪で、月300時間の残業を強いられ、過労死寸前の職員もいるという。だが、職員の士気は極めて高く、結局のところ、こうした組織の「士気」についていけなかったというのが、辞めた最大の理由らしい。
この「士気」の源泉は、個人的な自負・エリート意識に加え、組織に対する(ある種宗教的な)信仰などだろうと思われるが、山口氏は、それがあるとき「幻想」のように見えたようだ。
カルト宗教の洗脳を解かれて我に返る人も、似たような瞬間を味わっているのかもしれない。
ざっと立ち読みした程度だが、山口氏が財務省を辞めた理由のところが面白かった。
周知のとおり、財務省の労働条件は劣悪で、月300時間の残業を強いられ、過労死寸前の職員もいるという。だが、職員の士気は極めて高く、結局のところ、こうした組織の「士気」についていけなかったというのが、辞めた最大の理由らしい。
この「士気」の源泉は、個人的な自負・エリート意識に加え、組織に対する(ある種宗教的な)信仰などだろうと思われるが、山口氏は、それがあるとき「幻想」のように見えたようだ。
カルト宗教の洗脳を解かれて我に返る人も、似たような瞬間を味わっているのかもしれない。