放置

殺人などの重要犯罪、５０３事件を捜査放置　大阪府警
　「大阪府警は３０日、事件捜査が長期間放置されていた問題の最終調査結果をまとめた。全６５署中６１署で、１９７５～２０１２年に起きた計２２７０事件の捜査と証拠品計８３４５点が放置されたまま、時効が成立していた。殺人も１０件含まれ、強盗や強姦（ごうかん）などを加えた重要犯罪の放置は５０３事件に上る。」

　これは大阪府警だけの問題ではないと思う。
　先月のことだが、かつて勤務していた事務所から、「●●㈱の特別背任の件で、××地検から電話があった」という連絡があった。聞くと、５年前に刑事告訴した事件で、公訴時効が迫っているので、示談するかどうか検討してほしいという話だった。
　５年前に告訴したというのに、送検されたのは最近のようであり、その間、こちらには何の連絡もなかった。
　弁護士が告訴状を書いて県警本部に持っていった事件ですらこんな調子だから、一般の方が告訴した事件がどういう扱いを受けているかは容易に想像できる。