勾留中に暴行死? 奈良県警告発したのは時津風部屋暴行事件の“立役者”
「11月15日、岩手医科大の出羽厚二教授(法医学)が、奈良県警を告発した。罪状は特別公務員暴行陵虐致死容疑。「勾留中に死亡したのは、取り調べ時の暴行による急性腎不全などが原因」と訴える。」
弁護士からすれば、医療過誤事件(特に手技ミスの事案)は、民事訴訟でも勝つのは至難の業である。だから、刑事での告訴・告発は、まず考えに浮かばないというのが正直なところである。ちなみに、理由は、くどいようだが、「裁判所が過失について完璧な立証を要求するため」である。
この事件についていえば、身柄事件となっている点にまず驚く(よく裁判所が逮捕・勾留を許可したものである。)。よほど証拠関係がそろっていたのかとも思われるが、他方で立件の動機も気になる。警察が動いたのは、背後に何かあるのではないかとも考えられる。他の手技ミスの事件(例えば、群馬医大病院の事件)で、速やかに警察が動いたなどというのは、殆ど聞かないからである。
「11月15日、岩手医科大の出羽厚二教授(法医学)が、奈良県警を告発した。罪状は特別公務員暴行陵虐致死容疑。「勾留中に死亡したのは、取り調べ時の暴行による急性腎不全などが原因」と訴える。」
弁護士からすれば、医療過誤事件(特に手技ミスの事案)は、民事訴訟でも勝つのは至難の業である。だから、刑事での告訴・告発は、まず考えに浮かばないというのが正直なところである。ちなみに、理由は、くどいようだが、「裁判所が過失について完璧な立証を要求するため」である。
この事件についていえば、身柄事件となっている点にまず驚く(よく裁判所が逮捕・勾留を許可したものである。)。よほど証拠関係がそろっていたのかとも思われるが、他方で立件の動機も気になる。警察が動いたのは、背後に何かあるのではないかとも考えられる。他の手技ミスの事件(例えば、群馬医大病院の事件)で、速やかに警察が動いたなどというのは、殆ど聞かないからである。