岡口基一裁判官が懸念する、最高裁の「王様化」とは。異例の戒告処分を受けた今だから思うこと
「裁判官になってから次第にそうなっていく気がしますね。学生時代はみんな、司法とは少数者保護とか、ほかの2権を抑制するためにあるんだという、欧米型の三権分立がしっかり頭に入っているんですよ。
しかも昔は、そうしたい人が司法を目指していたんですよ。東大法学部の人たちが一流企業に入らず、何年もかけて難しい司法試験を目指したんです。」
「最高裁がやりたい放題ということですね。一番大きいのは、判決の理由を書かなくなっていることですね。さっきの反則切符の裁判も「理由は明らかだ」ぐらいしか書いていないわけです。
もっと問題なのは、三行半(みくだりはん)判決というものです。そもそも理由を書かないんですよ。「高裁判決でおかしくはない」という程度しか書かない。」
確かに、最高裁判決で、理由を全くあるいは殆ど書いていないものは多い。
「明らか」と一言だけ書かれても、争う側が納得するわけがないだろう。
ところで、これを読んで感じたのは、やっぱり岡口判事も、東大法学部が大好きなんだなあということである。
「裁判官になってから次第にそうなっていく気がしますね。学生時代はみんな、司法とは少数者保護とか、ほかの2権を抑制するためにあるんだという、欧米型の三権分立がしっかり頭に入っているんですよ。
しかも昔は、そうしたい人が司法を目指していたんですよ。東大法学部の人たちが一流企業に入らず、何年もかけて難しい司法試験を目指したんです。」
「最高裁がやりたい放題ということですね。一番大きいのは、判決の理由を書かなくなっていることですね。さっきの反則切符の裁判も「理由は明らかだ」ぐらいしか書いていないわけです。
もっと問題なのは、三行半(みくだりはん)判決というものです。そもそも理由を書かないんですよ。「高裁判決でおかしくはない」という程度しか書かない。」
確かに、最高裁判決で、理由を全くあるいは殆ど書いていないものは多い。
「明らか」と一言だけ書かれても、争う側が納得するわけがないだろう。
ところで、これを読んで感じたのは、やっぱり岡口判事も、東大法学部が大好きなんだなあということである。