懲役計50年「重すぎない」 東京高裁、被告の控訴棄却
判決で気になるのは「最近の量刑動向をみても重すぎるとは認められない」というくだり。だが、「最近の量刑動向」は厳罰化の傾向が強いと指摘されている。
刑事法規じたいの刑も引き上げられている。例えば、酒酔い運転の罰金の上限は、平成21年に、それまでの50万円から100万円に引き上げられた。
だが、よく指摘されるように、厳罰化による効果は実証されていない。だというのに、裁判所が「最近の量刑動向」を正面から論じることには、違和感を抱くのだ。
判決で気になるのは「最近の量刑動向をみても重すぎるとは認められない」というくだり。だが、「最近の量刑動向」は厳罰化の傾向が強いと指摘されている。
刑事法規じたいの刑も引き上げられている。例えば、酒酔い運転の罰金の上限は、平成21年に、それまでの50万円から100万円に引き上げられた。
だが、よく指摘されるように、厳罰化による効果は実証されていない。だというのに、裁判所が「最近の量刑動向」を正面から論じることには、違和感を抱くのだ。