財務省のサプライズ人事 「原理主義者」起用の狙いとは
「矢野氏は、一橋大経済学部卒で主税局畑。主計局に在籍したこともあるが、主計官の経験はない。ただ、財務省の主要ポストを歴任し、第2次安倍政権が発足した12年12月から約2年半、菅義偉官房長官の秘書官を務めた。いまも菅氏の信頼は厚いとされる。」
政治介入又は政治への「忖度」があるかどうかが注目されていた主計局長人事だが、サプライズが起きた。
可部理財局長ではなく、矢野主税局長が横滑りで主計局長に就任したのである。
これをどう解するかだが、やはり政界と連動しているとみるのが自然だろう。
つまり、岸田首相の可能性が低くなったため、岸田氏の義弟である可部氏ではなく、菅氏の信頼が厚い矢野氏を正面に出したというわけである。
それに、与党が「減税解散」を企図している可能性もありそうなので、主税局経験のない可部氏では対応が難しいという事情もありそうだ。
「矢野氏は、一橋大経済学部卒で主税局畑。主計局に在籍したこともあるが、主計官の経験はない。ただ、財務省の主要ポストを歴任し、第2次安倍政権が発足した12年12月から約2年半、菅義偉官房長官の秘書官を務めた。いまも菅氏の信頼は厚いとされる。」
政治介入又は政治への「忖度」があるかどうかが注目されていた主計局長人事だが、サプライズが起きた。
可部理財局長ではなく、矢野主税局長が横滑りで主計局長に就任したのである。
これをどう解するかだが、やはり政界と連動しているとみるのが自然だろう。
つまり、岸田首相の可能性が低くなったため、岸田氏の義弟である可部氏ではなく、菅氏の信頼が厚い矢野氏を正面に出したというわけである。
それに、与党が「減税解散」を企図している可能性もありそうなので、主税局経験のない可部氏では対応が難しいという事情もありそうだ。