Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

群居本能(3)

2020年03月21日 07時38分36秒 | Weblog
ドイツ、各地で「コロナパーティー」 若者ら、自粛要請従わず
 「新型コロナウイルス対策で不要不急な人との接触の自粛が求められているドイツで、大勢の若者が屋外でパーティーなどを開く事態が続出している。
新型ウイルス流行も若者はビーチに… 米マイアミ、自粛呼び掛け
 「国内の同ウイルス感染者は7700人以上、死者は110人以上。太陽が輝くフロリダ州でも7人が亡くなっているが、マイアミビーチ(Miami Beach)などの浜辺には、18日にも多くの人が訪れた。
 大勢の若者が砂浜に寝そべり、パーティーをしている写真がソーシャルメディアに投稿されると瞬く間に拡散し、困惑の声が集まった。


 群居本能の強さを指摘したニーチェはやはり正しかった。
 日本とはやや異なり、アメリカやドイツでは若者の群居本能の強さが目立つ。
 これが感染拡大の原因となるかどうかは、1,2か月たたないと分からないだろう。
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反ジャンプ主義

2020年03月20日 06時59分03秒 | Weblog
やはり俺の青春ラブコメは間違っているー完ー

 いくつか例外はあるものの、昔から「少年ジャンプ」が嫌いである。
 「少年ジャンプ」の「友情」、「努力」、「勝利」というキャッチフレーズには結構な毒が含まれているからである。
 特に、「友情」が危険である。
(なお、「努力」、「勝利」について言うと、自分や他人を傷つけてしまう努力もあるし、敗者の美学も理解する必要がある。)
 「友情」が「徒党」に転じると、「集団による個人の抑圧」という、日本ではおなじみの悲劇を生むことになりかねない。
 私見であるが、要するに、「少年ジャンプ」は、日本人の集団志向(集団思考)を強化する作用を営んでいると思われるのである。
 こうした観点からすれば、「俺ガイル」の主人公:比企谷八幡は、「少年ジャンプ」の対極にあるといってよい。
 「ぼっち」だが「本物が欲しい」ために一切の偽善と欺瞞を排した生活を送る彼は、「少年ジャンプ」がついぞ生み出すことのできなかったタイプのヒーローである。
 だから、この春期待のアニメの筆頭として、「俺ガイル」(完)を挙げたくなるのである。
 
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近代国家に非ず

2020年03月19日 07時47分03秒 | Weblog
「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手
 「「手記」と題されたA4で7枚の文書は、自殺当日まで書かれていたとみられ、「すべて、佐川理財局長の指示です」「美並近畿財務局長に報告したと承知しています」など、当時の財務省、および近畿財務局の幹部らの言動について実名で詳細につづられている。また「財務省が国会などで真実に反する虚偽の答え弁を貫いている」などと同省の対応を強く批判しており、赤木氏自身、そうした不法行為に加担させられて心身ともに苦しんだ様子もつぶさに記されている。
 
 この記事について、岡口基一判事は、「公文書が改ざんされるだなんて、もはや近代国家とは呼べない未成熟な国」と憤慨しておられる。
 だが、実は、古代国家にも劣るというべきである。
 古代のギリシャ・ローマ都市は、「国庫」という概念を持たなかった(「国庫」を参照)。
 「国庫」が存在すれば、それを握るものが独裁的な権力を手に入れることは必至だからである。
 さらに言えば、「公僕」(servi publici)という存在(今でいえば「公務員」)もなかったそうである。
 そうすると、現在の日本は、近代国家の名に値しないだけでなく、古代ギリシャ・ローマにも劣ることになる。
 赤木職員に合掌。
 
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瞬発力系有酸素運動

2020年03月18日 07時50分19秒 | Weblog
 私はどちらかというと「メランコリー親和型」の気質なので、抑うつ状態に陥らないよう気を付けている。
 最も重要なのは、もちろん体調管理であり、食事、睡眠、運動についてはいろいろ工夫している。
 運動についていえば、有酸素運動(ランニング、サイクリング、水泳、エアロビクスなど)と無酸素運動(筋トレなど)の組み合わせが重要なのは当然だとしても、有酸素運動のバリエーションも重要だと考えている。
 例えば、ジョギングや水泳などを趣味としている人は多いが、このような「持久力系有酸素運動」は、(私個人の偏見かもしれないが)意外にも抑うつ状態の防止・解消には効果が少ないように思われる。
 これに対し、「瞬発力系有酸素運動」は、てきめんに「ふさぎの虫」を退散させる。
 スポーツクラブのプログラムでいうと、例えば、BODY ATTACKなどはその典型例である。
 少し気をつけなければいけないのは、有酸素運動には中毒性があるので、「マラソン中毒」と同じようにやりすぎてしまうおそれがあることである。
 かといって、一定期間行わないとイライラなどの禁断症状が出ることもある。
 最近の悩みは、ほとんどのスポーツクラブにおいて、スタジオプログラムが中止されているため、BODY ATTACKやTOP RIDEのような、瞬発力系有酸素運動のプログラムが利用できないことである。
 
 
 
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自己愛的な変質者とメランコリー親和型

2020年03月17日 08時05分36秒 | Weblog
モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない
 「・・・世の中には、モラル・ハラスメントの加害者という人種が存在するのだ。本書によると、それは<自己愛的な変質者>である。
 「いっぽう被害者のほうは、いわゆる<メランコリー親和型>と呼ばれるタイプの人間である(第7章)。その特徴は、几帳面で家庭や職場の地秩序を愛し、まわりの人々に献身的に尽くす。真面目で責任感が強いので、仕事の面では成功することが多い。だが、罪悪感を持ちやすく、抑うつ状態になりやすい傾向を示す。また、子供の頃の出来事のせいで、他人の支配に屈しやすい、などである。」(p9~10)

 「モラル・ハラスメント」という言葉を生んだ金字塔的な本だが、どうしてこれまで読んでいなかったのか、自分でも情けない。
 たまたま裁判所の書店にあったので購入したが、法曹関係者の必読書という位置づけになったのだろう。
 取り上げられる事案の中には、私が過去に受任した事件と酷似したものがたくさんある。
 この種の心理学・精神分析学を、ロースクールでも教えるとよいと思う。
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イタリアと感染症

2020年03月16日 07時29分54秒 | Weblog
著名建築家、新型コロナで死亡 伊
 「【ローマAFP時事】イタリアのメディアによると、1992年バルセロナ五輪のスタジアムを設計したイタリア人建築家、ビットリオ・グレゴッティ氏が15日、新型コロナウイルスによる肺炎で死亡した。

 合掌。
 今や、イタリアは、感染者数・死者数では中国に次ぐ2位となっている。
 そういえば、トーマス・マンの「ヴェニスに死す」でも、主人公のアッシェンバッハは、インド由来のコレラに感染して死ぬ。
 イタリアという国は、歴史的に感染症が蔓延しやすい国なのだろうかと思いきや、必ずしもそうではなさそうである。
 「イタリアで死者1800人超 致死率7.3%と高いのはなぜ 」によると、イタリアの高い高齢化率が背景にあるようである。
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無観客ライブ

2020年03月15日 07時07分48秒 | Weblog
3/14, 3/15 無観客ライブ・ストリーミング配信(無料)
 「この度の新型コロナウイルス感染症対策本部による基本方針発表を受け、以下の公演を無観客ライブ・ストリーミング配信(無料)のみで開催いたします。

 多くの専門家は、前を向いて静かに音楽を聴くスタイルのクラシック・コンサートであればほぼ安全(但し、マスクなしでの歓談や「ブラヴォー!」などは除く。)という見解のようだが、「東京春音楽祭」のプログラムについては、安倍首相の自粛要請を受けて、次々と中止や延期が発表されている。
 ただ、中には、上に挙げたように、「無観客ライブ」を実施してストリーミング配信するというものもある。
 だが、ライブと映像が全く別物であることは、一度でもライブに行ったことのある人ならだれでも知っているだろう。
 そろそろ過剰反応を是正すべきタイミングなのかもしれない。
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結果無価値と所有権テーゼ

2020年03月14日 08時17分20秒 | Weblog
しみけんがAV業界から消えた作品について問う…"処女喪失"は傷害罪となるのか?橋下徹氏が分かりやすく解説!『NewsBAR橋下#30』毎週木曜よる11時放送中!

 この問題について、橋下徹氏が、「結果無価値」と「行為無価値」とを対比させて分かりやすく論じている。
 刑法総論の基本中の基本だが、この論争は根が深いし、学者の対立も激しい。
 故平野龍一先生から直接聞いた話なのだが、刑法で「被害者の承諾について論ぜよ」という趣旨の問題が出た年に、受験した先生のゼミ生全員が司法試験に落ちたそうである。
 当時の刑法の試験委員は、すべて行為無価値論者だったらしい。
 これに憤慨した先生が、当時の法務事務次官に対し抗議を行ったところ、翌年からは刑法の試験委員に1人は結果無価値論の学者が入るようになったということであった。
 このことからも分かるが、結果無価値と行為無価値の対立が最も先鋭にあらわれるのは、(橋下氏も指摘する)「被害者の承諾」なのである。
 結果無価値の考え方からいくと、出演料と引き換えに自分の処女膜を傷つけさせる行為も、(生命の危険を生じさせない態様の)臓器売買も、相手方の行為には違法性がないということになるが、これはやはりおかしいと思われる。
 私見では、結果無価値論には「所有権テーゼ」(例えば、「身体は自分の所有物なのだから、どのように扱ってもいいはずだ」という考え方)が流入しており、混乱を招いているように思われる。
 難問だが、(身体の)「占有」という概念を導入する、あるいは、「売買」などエシャンジュ(echange)の要素が入れば直ちにアウトと扱うなどして、「所有権テーゼ」を切る必要があるのではないかと思う。
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群居本能(2)

2020年03月13日 08時02分13秒 | Weblog
♪3/12 サー・アンドラーシュ・シフ アンコール

 安倍首相のイベント自粛要請にもかかわらず、サー・アンドラーシュ・シフ公演は開催された。
 但し、チケットのもぎり作業、プログラム冊子の配布、飲食物の販売、CD等の販売やクロークの利用など、手を介した感染を生じさせるおそれのあるものは全て禁止で、休憩中は出来るだけ席にとどまり、ロビーやホワイエでの歓談はしないようにという要請付きである。
 ところが、休憩に入るや、群居本能に抗しきれなかったのか、多数の人たちがロビーやホワイエに集まり、マスク越しに歓談を始めた。
 「マスクをしているんだから大丈夫」という発想なのかもしれない。
 ウジェーヌ・ドラクロワは、「コンサートなどには必ず一人で行くべきだ」と力説していたそうだが、確かにそうかもしれない。
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曲の配列(2)

2020年03月12日 07時39分42秒 | Weblog
 Impressions (竹内まりやのアルバム)は、ゴルトベルク変奏曲 グールド(1955年)に次いで頻繁に聴くCDである。
 特に、就職浪人していたころは、毎日のように聴いたものである。
 これについては、

6.シングル・アゲイン
7.もう一度

という曲の配列が素晴らしい。
 「シングル・アゲイン」は、懐かしい「火曜サスペンス劇場」のエンディング・テーマであり、当時竹内まりや氏がリリースしたシングルでは最も売れた曲だったらしい。
 この哀愁を帯びた曲が終わると、今度は喜びを爆発させるような出だしの「もう一度」が始まる。
 これを聴き終わると、「もう一度」就活をしてみよう、という気分になるわけである。
 
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