季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

香りの宝石箱や~!

2007-04-11 20:55:15 | 暮らし Daily life
アロマテラピーの先生のところに友人と行く。

今回は私は自分のオイルをもらいに行くだけ。
友人達がオリジナルオイルを作るのを見たり嗅いだりする。

ドン!と箱に入ってたくさん出てくるオイルのビン。
その中からいくつかずつ先生が選んだ物を順番に嗅いでいく。

はじめは柑橘系。レモン、タンジェリン、ベルガモット…。
爽やかなちょっと苦味のある香りたち。甘さや苦さ、それぞれ違うのだけれども
主な成分は殆ど同じと聞いてびっくり。

森の香りたち。シダーやサイプレス、もみの木など。
私の大好きな香りたち。郷愁さえ感じる。

花の香り。ラベンダー、ジャスミン、ネロリ…。私はゼラニウムも好き。

木の香り。ローズウッドや白檀など。
木って言ってもずいぶん様子が違います。

聖書に出てくる没薬や乳香も嗅ぐ。高貴な香り。

おいしいハーブティーを飲みながら、ひたすらたくさんの匂いを嗅ぐ。
そして自分に聞く。「どっちが好き?」
それは頭で考える物じゃなくて体が反応する物。
好きなのはピンと来る。「これ!」って。自分のどこかが反応する。
過去にあったいろんな思い出とも結びついていたりして自分の中の旅が始まる。
今の自分の体、過去の自分のいた所。

自分にとって何が心地よいか、探る作業。
濃い楽しい、真剣な時間。

そうやって探って選び出したものを並べる。
チェックシートや問診で今の自分に合ったオイルの種類を選ぶ。
元気になる、ゆったりする、幸せな気分になるなど。
それから先生がそれらをじっと見据えてブレンドを編み出す。
私はこの瞬間が好きだ。
今までのたくさんの作業が文字通り集約していく時。
緊張感が高まる。
一滴、二滴と次々ブレンドしていって出来上がり。
それぞれも好きなんだけれど、ブレンドした物はまた威力が違う。
得も言えぬ奥深い香り。

アロマオイルとは例えば一リットルのバラのオイルを得るために、四トンの花びらを使って得られる言わば究極のエッセンス。
それらが科学的に分析されていて、体や脳のどの部分に聞くのかが調査されている。
効用を理解し、香りのセンスを身に付けた先生がブレンドした物はお薬の様には行かないけれど、リラックスなどの情緒面に多分に影響があるように思う。

情緒面を侮ってはいけない。「気のせい」とは言うけれど、気分や情緒って自分で何とかできる時ばかりじゃない。いつも同じパターンでマイナスの情緒面にズッポリと入ってしまう場合、自分でそこから抜け出すのは本当に難しい。
そんなときにアロマオイルの力を借りて転換が出来たらそれは喜ぶべき事だ。

今回は室内にオイルを噴霧する「ディフューザー」と言う物も手に入れました。
アロマの空気の中で過ごす。
贅沢な時。これからが楽しみ。
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