季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

わらび餅でパワー補給

2015-08-26 18:22:15 | 食べ物 Eat
夕方のお腹が空いて来たところにおやつを食べるのが美味しい。癖になってる。
頑張ってキッチンストッカーの整理をしたので、どんな材料があるかわかってる。それで作り始めた。わらびもち。

わらび餅粉を水で溶いて、フッ素加工のフライパンに入れて、かき混ぜながら加熱。
透き通ったらボウルの流水に取る。
冷ましながら水の中でちぎって行く。
粗熱が取れたら皿へ。
そこへ黒蜜と黄な粉をかけて食べる。

       

これが我が家のわらび餅。夏によく作る。
冷えてなくてなまぬるいけど、この作りたてを食べるのは食感とか違う。やっぱり美味しい。
黄な粉に砂糖を入れないで、黒蜜で甘味を取るのは奈良の方式だと思う。

さあ、これを食べて、晩御飯しっかりつくろうっと。いつもこんな調子。そりゃ成長するな。
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羊毛の力、二つの話

2015-08-26 08:48:03 | 手仕事 Handicraft
朝一番でオーストリア、ザルツブルグの友達からメッセージ。

ちょうどさっきダービッドが旅から帰って来てトイレに行って、新しいフェルトの紐を観たところ。
めっちゃ良いってさ!
うちらも帰って来ました。コスタリカ良かった~!

春に行った時に私が使ってたのがダービッドの部屋。そこにはシャワー室もトイレも付いています。小さなアパートみたいになってる。(部屋はめっちゃ広いけど)
そのトイレは上から下がってる紐を引っ張ったら流れるような仕組み。日本にも昔あったのと同じ。
で、その紐の先の部品が取れてて荷造り用の麻ひもを適当に結んであって、細くて切れててとっても引っ張りにくい。不便だなあと思ってしばらく使ってたんだけど、持って行った羊毛をフェルトにして、太さ1センチくらいの輪っかにした紐を作って下げておいた。俄然快適な引っ張り心地に。それの事。

オーストリアの人たちは法律で休暇が決まっていて、一年に6週間くらい(人によって若干違う)休暇があって、そのうちの3週間はまとめてとらないといけないと言う決まり。子どもがいる人たちは特にそれを夏に取ることが多くて、その友達はコスタリカに家族で行って浜辺の暮らしを満喫してきたらしい。
ダービッドはそれとは別に学校を出てしばらく働いて、転職する前に一年間かけて世界を旅すると決めて、本当に6大陸のいろんな国に移動して暮らしていた。
その長旅から帰っての一番の驚きがその紐だったと。

その紐の事なんてすっかり忘れててそのメッセージで朝から驚いて嬉しかった。またその壮大な旅行と紐の対比も面白くて。
そうそうそうだったなと。向こうに居る時も彼から家族に時々連絡があって、今から台湾に行くよ!とかその次はどこかとか。


そして
それとは全然次元が違うけれどもこんな話も聞いたんだったと思いだした。

この前の千里中央でのイベントの時にフェルトのボールで髪ゴムを作った友人。
その髪ゴムをしてお祖母さんのお見舞いに行ったと。
お祖母さんはもう随分高齢で認知症も進んで、自分の子どももわからないほどに。話すのもおぼつかないほどに。
そのお祖母さんが彼女が帰ろうとするとその髪ゴムに手を伸ばしたって。触ろうとして一生懸命に。
外して渡すと、目が輝いてほおずりするようにその色や質感を楽しんで喜んだらしい。
それでそのままそれをプレゼントして帰ったと。
そうしてしばらくして彼女が亡くなったと。

なんかすごい話です。
聞いたら体がちょっと熱くなる。

こんな話を聞くと、私が作っているものが本当に役に立って、そしてその色や質感が普遍的に魅力的だと思わされる。
とてつもない自信がつきます。

このまま行こう。しっかりと見定めて、便利と美しさと、だれかの人生を温かく膨らます物作り。
羊毛の力を信じて。



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