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現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
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働くことの大切さ

2020-10-30 15:13:00 | 公認心理師
今日は産業・組織に関する心理学のところを勉強してて、
ちょっともやもやしている箇所をまとめていました。
過去問の解説だけだと断片的にしかわからないので、いくつかの参考書やインターネットの記事を参考にして
自分にわかりやすい、「ここに書いてあることは理解する覚える」って言う一枚を仕上げる。
この作業はとても労力の要るものだけど、私にとっては慣れていて大切なそして効果的な作業です。
後で見たときに、それまでの編集の流れも思い出せてより頭に入りやすい。
(このままプリントにして刷れる感じがします笑)




1つはストレスチェック制度。
始まったのが2015年12月。結構最近です。
それまでは体や心の不調があっても、とことん動けなくなるまでなかなか医療に繋がらなかったと思う。
事業者の義務なので、未然に心身の不調を防ぐためにこれが法律で決まったことは大きな意味がある思う。

もう1つは職場復帰支援について。
「心の健康問題により休業した人が職場復帰するまでの手引き」と言うのが2004年に厚生労働省から出されて、それに則って扱われることになっています。

クリニックの患者さんたちで、仕事を休んでいるまたは離れた人は多いと思う。
そして彼らが仕事をしなくて楽だ良かったと思っているかと言うと、私の見ている聞いている感じではそうでもない。
仕事をしていない罪悪感と言うのが始終彼らの心にあります。
仕事をしたい、したくてたまらない。そう言うふうによく聞きます。
しかし、以前はその人たちが復帰すると言うと、いきなりフルの仕事に入らないといけなかった。
それで結局無理をして辛くなってまた飲んでボロボロになって帰ってくると言う姿を何度も見ています。
それかもしくは誰にでもできるシンプルな仕事しか選べないか。その人が他の仕事で生かせる実力があったとしてもです。
その時はその人たちは働きながら、やはり辛い思いをします。
どうにかならないかな?とずっと思ってた。

それが最近は、この手引きが功を奏しているようで、元居た職場や仕事に戻って行く人、訓練を経てその人に向いている仕事につく人を見かけるようになりました。
復帰の前に職場の担当の人と何度も打ち合わせをして、内容も時間も徐々にその人に合わせて仕事に戻っていける環境が用意されているようで、クリニックに帰ってくることが減りました。
それどころか、クリニックに居る時はとてもしんどそうで「大丈夫かな?」と思ってた人が、久しぶりに会ったらしゃんとしてピカーっと光って生き生きしている姿を見られるようになったんです。
その輝きの差はそれは物凄いです。

それを見ると、人(特に男性)にとって仕事ってとても大きな存在なんだなと思う。
お金を得て生きるための手段と言うだけではない、生きることそのものに繋がる大切な人生の柱なんだなと。

きっといろんなたくさんの人たちの気づきや努力や頑張りがあって、この仕組みが出来上がったと思うけれど、
それがどんなに素晴らしい事なのかと思う。

政治家とか法律家とか、何をしているかわからなくて、メディアでは悪い情報に触れる事の方が多い気がするけど、
真っ当な仕事をしている人がきっとほとんどなんだと思う。
世の中を良くするために頑張っている人たちがいて、それが生きている。
その優れた人たちが作った素晴らしい努力の結晶の事も気付いて忘れないようにしないとなと思う。

時代の流れが共通してそうだけど、悪いところばかり見て直すことだけ考えるより、良いところを見てそれを生かすことを大事にするようになって行っています。

世の中の良いところを見るのも大事。勉強して見れて良かった。



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