季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

七色モビール&特別な本を手に入れました

2016-08-25 20:38:49 | 洋書 English books
先週から延期になったひらり助産院の「はぐくむ手」11時から開催でした。
二人目のお子さんを産んで久しぶりの参加の彼女。
4か月の息子さんを連れて来てくれました。
鳥のモビールとフェルトボールでヘヤーゴムを作りたいとの事。

まず鳥を作ります。
息子さんの名前に虹の字が入っています。それで7色にしようと色を作った。

       

鳥を七つ、ひたすら作る。息子さんのおむつを替えながら、お乳をやりながら。

枝に付けたら持って帰りにくいので、帰ってから付けるそうです。

それからフェルトボールを娘さんに。まだ髪が細くて少ないので、小さく小さく作る。
好きな色で。
それも細いゴムにつけた方が良いので、帰って付けることに。

ちっこい赤ちゃん可愛い!つるつる、くるっとまるっとほやほやです。
暑い中、ベビーカーで帰る。お気をつけて!

帰ったら、注文してた本が届いた。
この前、京都市美術館のダリ展に甥っ子と行った。その時に一番好きだと思ったのがこの挿絵。
欲しい!って思った。
それでインターネットで調べた。
元の本は270万円するらしい。
でも今のはハードカバーで2500円くらい。それでもちょっと私には高いなあと思って、しばらく我慢してた。
もう一つ欲しい本があったし、それはムーミンママの料理の本。

毎日本の事を思いながら過ごして我慢してたんだけど、妹に話したら「買った方が良い!」と即答!
そうかーやっぱりかー。と思って結局両方をAmazonで注文したのでした。

そして今日手元に。

       

向こうのがAlice's adventures in Wonderland(不思議の国のアリス)発刊150周年記念版。サルバドールダリの挿絵。
限りなくミステリアスでかっこいいです!

展覧会でダリの事を初めてしっかりわかった。
家柄や才能に恵まれて早くから絵の才能を認められて専門教育を受けて画家として生きているところはピカソと同じ。
実際にピカソにも会っていて、影響を受けている。展覧会の一角はピカソそのもののキュビズムの絵だった。
私たちが知ってるダリらしい絵を描く前に普通のいろいろな技法の分野の絵を描いていた。まあうまい。すごく。
器用な人だなあ。
画風が確立されてきた頃に奥さんに会う。大好きらしい。奥さんの絵がたくさんあった。
その頃からの絵はもうダリそのもの。
スペインに居たんだけど、アメリカに渡って絵だけじゃなくてお芝居の衣装や舞台装置も考えたりして精力的に芸術活動をしていた様子を観るのはこちらまでワクワクするほど。
そして第2次世界大戦で日本に原爆が落とされた事が人生を変えるくらいショックだったらしい。
それからその事に夢中になって物理を研究する。
その頃の絵は量子力学と芸術と宗教の融合って感じ。美しく知的で不思議!
高齢になってからはスペインに帰って静かに風景画とか描いてる。自分の美術館もかっこいいの作ってた。
すばらしい芸術家としての輝かしい人生!

この本を出したのが1969年らしい。
ルイス・キャロルと言う人は小説家である前に数学者だと知らない人もいる。
その数学的な所とダリの理系な芸術感がマッチしたらしくこの挿絵を描くことになったらしい。
数学繋がり。パッと見わからないけど。

そんなこんなが感じられてか感じられてないか、私はその絵をとても気に入って、どうしても欲しくてこの本を買いました。
自分へのお誕生日プレゼントが食事以外はまだだったからちょうど良いと思って。
今までもこの物語は原書で読んでいる。英語そのものは難しくないんだと思う。でも詩のところがほんとにわからない。
たぶんイギリス人かアメリカ人じゃないとわからないと思う。マザーグースとかいろんな昔話とか習慣とか。発音そのものの面白さとか。たぶんそんな所で詩が出来てる気がする。
それはロアルドダールのチャーリーとチョコレート工場もそうだ。
本の前書きに「数学的な記号を使った挿絵」ってあったから、良く観てみたら何か発見できるかも。読みながら絵もじっくり観よう。楽しみ!ウキウキする!

ムーミンママの料理の本も随分迷った。
書評に「写真も少ないし、レシピも詳しくない」ってあったので。
でも買う事にした。
読んでみたらやっぱり買って良かった。
わかりやすいし、ムーミンのエピソードや挿絵がたくさんでとても楽しい。
なんと150種類も載ってるらしい。オートミールだけでも何種類も載ってる。
ゆっくり楽しんで読んで、作ってみよう。北欧料理の世界へ!

特別な本を手に入れると、本当に嬉しい。ずっと大切にしよう。


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