明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日主人公の頭部が数時間で完成したと書いた。細かな仕上げを含めてまる一晩、というところであろう。しかしいくらなんでも、と思い、何種か作って決めようと思っていたのだが、細かいディテールを作ってみると、これで良いのではないか、と思えてきた。短時間でできたとはいえ、これには何日にもわたり、作りたいのを我慢し、空腹状態が頂点に達するのを待って制作した結果である。この焦らし作戦?は、ここぞ、というときに時折行うのだが、集中力は高まるし、空腹のところへかぶりつくように作るわけだから、躊躇することなく、一直線に完成に向うことになる。不満といえば、物心付いて以来、この快感を味わうために作ってきたようなものだから、それを考えると、少々呆気ないところが不満とはいえる。  この頭部には、やはり人毛を植えようと考えているが、それはまた後日。この頭部を基本に撮影用の、異なった表情を何個か作ることになるだろう。後は以前触れたが、水中モーター取り付け用のバージョンも必用だが、こちらは夏までにあればよい。

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