T千穂に行くと、K本から流れてきたMさんとHさん。Kさんもいる。Mさんはこの時点でかなり出来上がっていて、カラオケに行こうという。急遽門前仲町のスナックへ。 カラオケというのは場所によって選曲がまちまちのようで、本日は『レナウン ワンサカ娘』(シルヴィ・バルタンバージョン)を歌ってみたかったがなかった。企業名のせいか?どこへいっても、だいたい三割五分は歌いたい歌がない。そうこうしてMさんが帰ろうという。この人は一人で帰りたがらないので、いつも家の近くまで送って、そこからまた飲みに出かけることになる。しかし今回は腹が減った、と一人で吉野家に入っていったので、これ幸いとKさんとKへ。 Kさんは酔うと同じ話をエンドレスで繰り返し続ける。他の人と私の違いは、それに私が何故だか付き合っていられることである。勿論、その話はさっき聞いた、もう10回目、とかいっているが、本人は楽しそうだし、まあ壊れた蓄音機を聴いてるつもりで飲んでいる。しかしこれは他の人に耐えられることではない。世界の珍奇が語られるわけではなく、人生にタメになる話など一切出てこず。ただひたすら周囲の女性の話である。女性をくどく場合も、極端に少ないボキャブラリーで,同じ話を繰りかえす。どう考えたって黙っていたほうがマシである。そして今晩。そのことについて、ある率直な女性に剛速球のようなしっぺ返しを食らった。受身を取りようがない一言。ショックで凹むKさん。Kさんには日頃何でも書いて、といわれている。しかし私にも武士の情けというものがある。詳細は書かない。 結局午前4時まで(笑いをこらえながら)しょぼくれるKさんに付き合った。制作中の作品、かなりイメージ通りに進行している。こんな時は人にも優しくできるというものである。
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