明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



酔っぱらってケガして救急車に8回、パトカーに2回乗った懲りない人物がいることを書いたのはつい最近のような気がするが、9回目の救急車となった。目の上を縫い、激闘後のボクサーのように腫れている。このオヤジのいうことを信じるならば、アパートの階段でこけた、ということで地面にはおなじみの血溜まりができていたそうだが、今年になって引っ越しを手伝った際、急で浅い階段に、間違いなく蒲田行進曲やるぜ、と予言しておいたが案の定、という訳である。しかし以前階段で転んで、とべそかきながら夜中に電話があったが、実はコタツの角だったことがあるから、酔っぱらいの記憶は怪しい。この人物には恥という感覚がなく、もう救急車には乗らない、パトカーには乗らない、と67歳になっても繰り返している。それが健康診断で再検査、といわれただけで泣きながら、そこらじゅうに死にたくない、と電話しているのだから笑止千万である。私だったら恥ずかしくて救急車2回目あたりで郷に帰っているが、こういう人は田舎と東京は違うと思い込んでいるから始末が悪い。どこでも一緒である。 家の中で酔っぱらってコタツの角に額をぶつけて大流血。数十針縫って“へ”と刻印されている。何年も前なので、もう判らないでしょ?というから、いつか粘土を額に押し付け、コタツの角だけに見事に直角なへの字を突きつけてやろうと考えている。

「一角獣の変身-青木画廊クロニクル 1961~2016」刊行記念展Ⅰ
2017.05/20(土)~2017.06/02(金)
平日11:00~19:00 日祝12:00~18:00 5/28(日)休廊

HP

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )