明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



HPを開設してからながらくトップページに“ピクトリアリスト”とうたっていた。しかし、今でこそ古典印画法を試みる人が増えたが、当時は誰にも伝わらないだろう、といつか消してしまったのだが、復活させよう、と思っている。ウイキペデイアで、ピクトリアリズムの項を久しぶりに見たら、『アルフレッド・ホースリー・ヒントン は、写真がリアルなものを写している、という考えへの異議申し立てとして勃興した印象派絵画の理論を導入して、逆に写真そのものを本来の事物に近づけるためにそれらの手法を用いようとしたのであり、単に古典名画から構図を借りたという類のものではないという反論を行った。』今見ると、私がいっていることとほぼ同じである。写真は真など写さない。 思えば写真を始めて以来、人形という虚構にさらに虚構を重ねて、私なりのリアルを表現する、ことをずっと続けてきた。そういう意味ではオイルプリントが最強の最終手段だと思っていたが、圓朝により成功した新たに得た手法により、重ねることと一味違う手段を得た気がしている。単に被写体から陰影を消しただけだが、いずれ何か手法に対する名前を考えたい。  先日オイルプリントの早回しの動画を公開していただいたが、海外からあんたの秘密はなんだ。随分簡単じゃないか、と書き込みがあった。石塚式の秘密はゼラチン層を厚くしたことにある。簡単に秘密を明かしてたまるか、といいたいところだが、単に英語が出来ないだけなのさ。17年間もHPで方法を公開しているのだ、あんたらもたまには日本語訳しなさい。

「一角獣の変身-青木画廊クロニクル 1961~2016」刊行記念展Ⅰ
2017.05/20(土)~2017.06/02(金)
平日11:00~19:00 日祝12:00~18:00 5/28(日)休廊

オイルプリントワークショップ参加者募集中。残り1名。
2017年5月27日(土)13:00~
アトリエシャテーニュ・オルタナティブスタジオ
オイルプリントについてはHPをご覧下さい。
HP



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