明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



床に敷く緋毛氈が届いたので早速敷いた。平面的な表現をするなら、フォトショップで赤で塗りつぶせば良さそうな物だが、どんな手でも使ってやると日頃いっているわりに、そんな気にならず。どうやら私は、この日本画調に見える平坦な手法こそ、使う物は、代用品やそれらしく見えるように作った物でなく本物を使うべきで、またどんな小さな部分であろうと、すべてカメラで撮影して使おう、と思っているようである。鬼火、蠟燭の炎こそ筆で描いたが(それを撮影してデータにはしたが)本当の事などどうでも良いといっているわりに、切り張りとバランスを取るための色調処理以外、見た目ほどには加工していない。造形と撮影の段階でほぼ決まってしまうことが判った。だいたい今回は、構図は鏑木清方の円朝図に準じているので鬼火の配置以外頭を悩ます必要がない。 
HP

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