明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



鏑木清方の圓朝図と同じところに筆でサインとハンコを押すはずが初日に間に合わず。 青木画廊の歴史がつまった『一角獣の変身 青木が郎クロニクル』本日のオープニングには皆さん集まるだろうから、と各掲載ページにサインを貰おう、と金のペンを持って行ったが、面識がある方が少ないので、アーテイストと客の区別が付かず。それでも随分いただいた。本書の記録を見て解ったのが青木画廊で初めて観たのは83年の四谷シモンさんの『解剖学の少年』が四谷シモンさんが自らゼンマイを巻くのを目撃したのがそうだったらこれが初だろう。だとしたら次は84年の「杉原玲子遺作展」か。これが酒を飲んでる人等に背を向け、壁面を二周して帰った展覧であった。その中に御本人がいたつもりでいたが、今見ると遺作展となっている。シモンさんは会場を出たら向こうから黒いロングコート姿でユラリというイメージで歩いていらして、慌てて戻って著書にサインをもらった。人見知りの私は一緒に行った友人に頼んだのだが。 私の作品は147Pの江戸川乱歩『盲獣』。合成ではなく、ヌードに乱歩を置いて撮影した。工夫といえば、太腿のカーブに合わせるため乱歩のそでは布にした。今回はもしかしたら、今後作風を変えるかもしれないきっかけとなる『鏑木清方三遊亭円朝図へのオマージュ』を急遽出品した。周囲でもこの手法を理解してくれているのは田村写真の田村さんくらいしかおらず、単に日本画調にしただけのように思われるか、と懸念していたが、さすが青木画廊に集ったアーテイストの方々。何人かに適切な反応していただき喜ぶ。来廊者の中には画材は?という人がいたが、すべてカメラで撮影した写真である。いわれなければ私でも画だと思うだろう。次回顔を出すのは火曜日の午後の予定である。

「一角獣の変身-青木画廊クロニクル 1961~2016」刊行記念展Ⅰ
2017.05/20(土)~2017.06/02(金)
平日11:00~19:00 日祝12:00~18:00 5/28(日)休廊

オイルプリントワークショップ参加者募集中。残り1名。
2017年5月27日(土)13:00~
アトリエシャテーニュ・オルタナティブスタジオ
オイルプリントについてはHPをご覧下さい。
HP


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