明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



西洋の陰影、遠近法を日本人は日本人的勤勉さで取り入れて行ったが、何かを取り入れたら、代わりに何かを失うということはあるだろう。私のハードデイスクは容量に問題があることもあり、それを恐れて要らない物を見ない学ばないことに昔から結構気を使ってきた。情報過多のこの時代、自分の身は守らなければならない。それはともかく。 逆に印象派の画家たちは浮世絵の影響を受ける。日本人より冷静な受け入れ方のように見えるが熱狂的なのがゴッホである。弟への手紙でも書いている。「たとえよそより高くつくとしても、南仏にとどまろうというのは、そうだろう、みんな日本の絵が好きで、その影響を受けている。これは印象派画家ならみんな同じこと、それなのに日本へ、つまり日本に相当する南仏へ行こうとしないだろうか。だから、なんといっても未来の芸術はやはり南仏にあると僕は思う。 君がここでしばらく過ごすといいのだが、そうすれば、このことがよくわかるだろう。しばらくすると見え方が変わり、もっと日本的な目で見るようになり、色も違った感じがしてくる。』 そういえばあんたの絵もどちらかというと陰影無し派だな。

「一角獣の変身-青木画廊クロニクル 1961~2016」刊行記念展Ⅰ
2017.05/20(土)~2017.06/02(金)
平日11:00~19:00 日祝12:00~18:00 5/28(日)休廊

オイルプリントワークショップ参加者募集中。残り1名。
2017年5月27日(土)13:00~
アトリエシャテーニュ・オルタナティブスタジオ
オイルプリントについてはHPをご覧下さい。
HP

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