明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



TOKYOMX賢人からのメッセージを観る、臨済宗・大本山相国寺塔頭養源院住職、平塚景堂。芸大出の絵描きでもある。座禅の方法その他紹介されていた。慧可が切断した左腕をどんな角度で持たそうか考えていたところに雪舟の慧可断臂図が出てきた。住職の親友として一休宗純縁の真珠庵と住職が出てきた。以前だったらこりゃたいした縁だ、とその気になっていたところだが、臨済宗の禅とアートとの関係を知ってからは、私の思い込みだった、とはしゃぐことはない。 ところで我が母は、様々な手を尽くし、私の性根をなんとかしようして断念、そこで身を守るため、一般人のフリして目立たず世の中に潜伏せよ、とうるさく言われて育った。もちろん具体的にそう言われた訳ではないけれど。おかげでチック症になったくらいだが、結果、人が当たり前にすることはほとんどせず、作ること以外何もして来ていない。私の一生を早回しで見たなら、誰しも後退ることであろう。まあ、この歳に至ればもう仮面など必用はない。メデタシメデタシ。番組を見ていて、私には座禅は必用ない、と改めて思った。

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