明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



メルカリで500円で買ったレンズが届く。以前入手した違う焦点距離のレンズが良かったので入手した。今となれば流行遅れのスペックということになるが、私の持論、必用のない技術は身に付けてはならない。と同じく、道具の性能も必要以上の物は要らない。余計は性能は、必要ないことを仕出かす場合がある。(ここには被写体が私が作った物である、という問題を含んでいる) かつて大判カメラを使い、古典技法に挑んでいた頃は古典レンズを取っ替えひっ替えし、ニジンスキーが撮られたと同じと覚しき水晶製レンズを見付けたりしたものだが、長い旅路の果てに試みている石塚式ピクトリアリズムは、小さな人形と、その他の拡大率の異なる被写体を同じ土俵に”手術台の上のミシンと蝙蝠傘“が如き出会いをする都合上、レンズの味といわれる物が妨げになる。結果、私の写真作品は、私の創意工夫をさておいて、良い描写ですね。とレンズメーカーの努力が称賛される心配はない.。

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