明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



午前中、頼まれていた物を作る。 今の所、仕上げを残し、大方作って乾燥まで持っていったのが六体。実はここまでがもっとも集中し面白いパートであり後は時間だけの問題である。 事の発端?である寒山と拾得は、一応頭部は出来ていて、これが今年の初めであれば、上手く行った、とほくそ笑んでいたところだが、その後、脱線してしまった。中にはついこの間、存在を知った人物を作っている始末で、何年も考えていた寒山拾得を放っておいて予定していなかった人物ばかり作っている。そうこうして私も変わってしまい、寒山拾得も、ちょと違う気がしてきた。考えるな感じろ、も大概にしないといけない。といいたいところであるが、今回のモチーフは、そのまま行ってこそであろう。まさに行けば判るさ、である。今年の初めは金魚を眺め暮らすしか策がなかったのは本当のことであったが、性能の悪い頭さえ使わなければなんとかなる。それだけは経験上知っていた。


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