夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『硫黄島からの手紙』

2007年01月19日 10時26分23秒 | Weblog
 まるでその場にタイムスリップしたようで(実際にはあり得ないが)、鑑賞後の足取りが重い…あまりにも悲劇的で、語ると史実が軽くなりそうである。
 第2次世界大戦の終盤、日本軍は本土防衛のため硫黄島を最後の砦にした。死を覚悟しながら、決戦に備える兵士たち。そこに、西洋の戦い方に詳しい栗林中将が赴任してくる。 硫黄島を一日でも長く守ることで、本土にいる家族が一日長く守れる…その戦いは、今日という日本につながっていると信じたい。
 既にご存知のとおり、栗林中将には渡辺謙が扮している。また部隊の上役に、伊原剛志、中村獅童扮しているが、上司としての゛責任の取り方゛をどうするかがはっきりと別れて描かれている。一兵卒を演じる二宮和也が、兵士として成長していく姿もまた悲しい。