夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『宇宙兄弟』

2012年05月20日 19時00分54秒 | Weblog
 幼いころ、月に向かうUFOを目撃した南波六太(ムッタ)と南波日々人(ヒビト)兄弟は、「二人で一緒に宇宙に行こう!」と約束する。

 その19年後、ヒビトは宇宙飛行士となっていた。だが、ムッタは務めていた自動車会社をクビになり、就職活動の日々。そんなとき、ムッタに宇宙飛行士選抜試験の書類選考通過を知らせる通知が届く。

 ヒビトが乗ったロケットが打ち上げられるのを見ながら、宇宙への夢を思い出し、宇宙飛行士を目指すことにしたムッタ。そして、厳しい選抜試験を受けるムッタは、ヒビトに関して、ある情報を聞かされることになる。


 同名人気漫画の映画化。月面のシーンが、ハリウッド映画に比べるとがっかりする、という意見もあるようだが、それは予算の限られる邦画では、目を瞑るしかないだろう。それに、映像の技術を競う内容の映画ではなく、メインは兄弟愛や人間愛。注目点は、そこである。

 宇宙に憧れる南波兄弟を演じるのは、映画にドラマに大活躍の小栗旬と岡田将生。兄である南波六太と同じ時期に宇宙飛行士候補生となるメンバーは、麻生久美子、濱田岳、新井浩文、井上芳雄、塩見三省がつとめる。兄弟二人の夢を見守る宇宙飛行士選抜試験官には、堤真一。

 小栗旬は、演技力が上昇したのではないだろうか。メリハリのある演技に、けっこうやられる。そして、気がつけば…。物語に引き込まれている。

 主題歌は、コールドプレイの「ウォーターフォール~一粒の涙は滝のごとく」 で、これがピッタリとハマる。