戯曲なんて難しいかも?と思っていたが、出演者が豪華だったこともあり、その好奇心で観劇したが、まったく仰々しさくはなかった。劇中劇も見事におさまり、井上戯曲の深さを感じずにいられない。
浅草の芝居小屋「大和座」は新富座の黙阿弥の新作のまがいものを大和座の新作として上演していることがばれ、今は興行停止になっている。そのため、座主の坂東飛鶴は「坂東よろず稽古指南所」の看板を掲げ、日銭を得て毎日を乗り切っている。ある日そこに、男爵家の後継者・隆次と長崎屋の娘・琴が見合いをするという。相手を見極めるため、隆次と書生、琴と女中が入れ替わる。そこから騒動が起こって…。大和座の座主・飛鶴が一肌脱ぐことに。 井上ひさしの戯曲「もとの黙阿弥」は井上氏が初めて大劇場での上演に向けて書いた作品である。20数年前の作品でありながら、古さはなく、物語の展開も心地いい。
共演は、柳家花緑、横山めぐみ、池畑慎之介、辻萬長、村田雄浩、高畑淳子ほか。9月3日から9月11日まで京都・南座にて上演。
浅草の芝居小屋「大和座」は新富座の黙阿弥の新作のまがいものを大和座の新作として上演していることがばれ、今は興行停止になっている。そのため、座主の坂東飛鶴は「坂東よろず稽古指南所」の看板を掲げ、日銭を得て毎日を乗り切っている。ある日そこに、男爵家の後継者・隆次と長崎屋の娘・琴が見合いをするという。相手を見極めるため、隆次と書生、琴と女中が入れ替わる。そこから騒動が起こって…。大和座の座主・飛鶴が一肌脱ぐことに。 井上ひさしの戯曲「もとの黙阿弥」は井上氏が初めて大劇場での上演に向けて書いた作品である。20数年前の作品でありながら、古さはなく、物語の展開も心地いい。
共演は、柳家花緑、横山めぐみ、池畑慎之介、辻萬長、村田雄浩、高畑淳子ほか。9月3日から9月11日まで京都・南座にて上演。