帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

パジェロミニ の爆!!異音(^^;) 原因は以外だった・・・・

2014年10月11日 | 

先々週辺りから、走行中に異音がすると言っていた家内。

先週、僕も一応は確認はしましたけど、「ち~~~~~~~~」という音で、 ある速度になると断続的に発生する。

この状態だとまだ明確でないので、「音が大きくなったら僕に言えよ」といっておいた。

 

で、今日は娘が卒業した母校の創立記念祭.

そこでフラを踊る事になっているというので、車で送ろうと走り出したら、「れれ!」

ち~~~~どころじゃ無く、   「が~~~~、 ぎっぎぎっ、しゃ~~~、じ~~~~」 という音になっていて、しかもその音が爆!

歩道を歩いている人が思わず振り返るそのサウンド、 「こりゃ~~~へたな暴走族より目立つぜ!」  ぎゃははは! 

というかこんな音になるまで黙って乗るなよ!

 

暢気に笑ってもいられないので、そのまま走りつつトラブルシューティングを開始。

初めはベアリングか?と思っていたんですが、その音が出ているときにクラッチ切る(アクセルから足を話して)と瞬間的に音が消える。

おかし~な~ ベアリングなら ずっと音が出ているはず。

次に音が出る状態で、そのままアクセルを踏んで速度を保ちつつ、同時にブレーキを踏む、いわゆるレーサーがやるヒール&トゥ状態で車を操作してみると、音は出っぱなし。

 

なので、 ブレーキ系のトラブルでは無い。 ブレーキ系なら踏むか踏まないかで明らかに音が変化します。

症状になんら変化が無いので、ブレーキ絡みでは無い事がこれで分かる。

 

エンジン系のトラブルかな~?とは思うのですが、それなら停車した状態で回転数を色々と変化させれば異音が出るはずですが、全く無い。

 

となると、後はドライブ系となってきて、4WDなので センターミッション、前と後にデフ、 フロントのドライブシャフト、 後はセンタードライブシャフトか?

音の状態からして、デフとミッションは考えられないので、後はドライブシャフトのベアリングしか思いつかないけど・・・・

 

そこで、どの状態で音が一番出るか?を探るために エンジン回転数と速度を色々組み合わせて走ってみる事にした。

普通の人が見たら変な乗り方しているように見えたろうな~(笑)

 

一速 二速は症状無し、 三速で時々異音が出始めるけど、それはエンジン回転数が高い状態でして、四速は何故か殆ど出ず、五速だと”確実”に発生する。

 

何度も試して確認をしていると、有ることに気がついた、 時速40~50Kmに達っして、エンジン回転が安定している状態からアクセルをゆっくりと踏みつつ加速すると間違いなく出始めるという事。  そして速度がそれ以上だと異音が出なくなる。

エンジンの回転数が違っても、大体同じ速度域に関係しているのはセンタードライブシャフトですから、そのベアリングが一番怪しい事になるのですけど、実はその場合は明らかに違う音なんです。

なにより速度が上がると音が全く無くなるというのが意味不明。

 

さすがに一人だけのトラブルシュートはこの辺りが限界、後はリフトに載せ、車体を浮かした状態で、二人作業をしないことには不可能。

前後のタイヤをフリーにして 一人が運転席に乗り空走行(疑似走行)状態を造って、 もう一人が車体下に潜り込んだり、エンジンフードを開ける等”どこから音が出ているか?”を探るんです。

もちろん個人でそんなリフトなんて持ってはいませんから、 友人の整備工場に連絡して持ち込み、 まずはメカニックと一緒に走って音を確かめます。

音と症状を説明しながら工場に戻ると、 後は僕がでしゃばるのは失礼になるので、全て任せて帰宅しました。

 

夕方、酔っ払っていると社長(友人)から連絡があり、「原因はファンカップリングで間違いないでしょう!」 とのこと。 

「あちゃ~~~~~!」 思わぬ処を見落としていた・・・・

ファンカップリングはいわゆるラジエータを冷却するファンに付いている部品で、今みたいに電動式を使っていないパジェロミニは、エンジンの動力をベルトを介して直接伝えて回しています。

冷却ファンは 走行時や冷間状態などの時はエンジンが十分に冷えるのと、ファンが余計に回ることで発生する無駄なエネルギーを避けるために、 カップリングという名の、粘性の高い液体が入ったクラッチ見たいな物を間に入れて、エンジンからの動力を切ったり入れたりするんです。

いわゆる機械的に自動コントロールしているんですね。 

どうも、そこから異音が発生しているらしくて、なので、症状が気温やエンジンの温度で変わる事、 特に有る速度を境にしてカップリングが動作を内部で切り替えますから、その速度域が40~50kmという変化の緩やかな回転域(五速)での加速時に激しかった訳です。

リフトしたらまったく音が出なかったらしくて、「症状を細かく説明してくれたおかげで、こちらもすぐに分かりまして助かった!」と、メカニック及び社長である友人からお礼?を言われて、お願いしたこちらが礼を言われる、という変な話。  あはははは

 

まあ、とりあえずは一安心、 カップリングを交換すればまた元気に走ってくれますから   ニコニコ

で、問題は部品代、 新品を買うと25000円オーバー・・・・      うむむむ・・・

 

18万キロ近い車に高額な部品なんか使う必要ないだろ!? というわけで、 此処は頼みのヤフオク、 パコパコやると 出てきました。

大体2000~4000円くらいの中古が多数、  滅多に壊れないものなので、やたらと安い(笑) 

で、2500円のを即決落札しました。   

交換そのものは自分でも出来るのですが、それなら工賃0円。

ただ、今回は自分で判りきれなかった原因を明確に突きとめてくれた工場に交換をしてもらいます。

工賃はもちろんとられますが、それが礼儀というものですから。

ありがとう 整備工場のみなさん。