整備工場でファンとカップリングを交換されて戻ってきたパジェロミニ。
ただし・・・・・・・・・・・
今回工場に持ちこんだ理由は 走行時に出る異音が原因なのですが、どうやら二つのトラブルが同時に重なって(珍しい)発生していたらしく、
一つは今書いたカップリングのトラブルから出る音。
これは僕が交換部品を工場に届けた際に、外されたカップリングのシャフトを手で回した感じからも、なんか変だというのが分る。
とはいっても、交換品と比較してこそ分る程度なので、それ無しで「どうですか?」と聞かれたとしても、おそらく判らないだろうと思う。
負荷がかかって高回転になって音が出るという場合は、そうした事が多いんです。
いずれにしても1走行距離18万Kmとなれば、いつどこが壊れても特段おかしくはないのですが、とりあえずは一つ解決。
ところがもう一つの音が消えないらしい・・・・・
社長であり工場長で有る友人が、自ら乗って確かめて、それは 5速の40km走行時という限定条件で、それも時々出るという音。
他のギアでの加速や、その他の走行条件では特段異音は発生しないらしく、リフトで出なくて走行時、すなわちタイヤに負荷がかかって出るという事。
今回、 ぼく含めて 工場の整備士が皆で 「あれれ?」 「へんだな~?」と 首をかしげたのは、この様に二つのトラブルがたまたま重なっていた為で、
それでは一体もう一つの音は何なのだろう?と、いろいろと話をして、最終的に可能性が有るとすればトランスミッション以外には考えられないだろうという、結論で一致。
写真はここからお借りしました。 http://www.shop-rra.com/?p=2818 *友人の工場ではありません。
当然に、駄目なら交換すれば良いわけなのですが、厄介?なのは 自分でやるか、工場に任せるか?という点。
単純に費用の問題なのですが、自分でやれば 0円。
ミッションの組み替えやオーバーホール等の技術的な事は、僕にとって特段難しいという物ではありませんから。
た~だ!、 例のごとく立ちはだかって来るのが リフトが無い という難題。
最終的には何時もこれになる。
さらに、いくら体を鍛えていて、相手は軽自動車とはいえども、アルミと鉄の塊であるトランスミッションを、手足で持ち上げて支えつつエンジンブロックに脱着出来るはずが無い。
となると、ミッションジャッキを購入する必要というのが出てきて、 一応ヤフオクで捜してみると、何とか使えそうな最低の物でも2万5千円以上 となる。
さらに、リフトが無いために車体の下に 馬ジャッキ を噛ませて作業するとして、 今回は全体を持ち上げねばならないので、それが最低4つは必要。
で、一つ2500円として 1万円。
加えて車体下での十分な作業スペースを確保するため(外したトランスミッションを車体下から出さねばならないんです)には、多分400mm程度は持ち上げねばならず、
そんな高さまで持ち上げてやっていたら、= 死にたいのか? なわけでして、
命駆け + 上記諸費用合計 3万5千円以上 が < 友人の工場がはじき出した工賃 = 得した になるのか?と・・・・・
知り合いを車体下の事故死で失っている僕には そのコストとの釣り合いこそが極端に大きくならねばやる意味が無い。
で、一寸待ってて、と、やおら ソロバン いや電卓で工賃をはじき出し初めた友人ですが、提示した金額は -何時もお世話になっています(車検と整備は全部ここに出しています)、-友人割引、-カップリング交換だけで直りませんでしたゴメンナサイ????割引 が入った額で、 これなら自分でやるより遙かに安いじゃん! 爆喜び!!
で、お任せする事になりました。
次は 肝心なトランスミッションを入手することですが、 方法は現車の外した物を僕が自分でオーバーホールする、 工場でやってもらう、 リビルト品を取り寄せる、 ヤフオクでぽちっとな!するか?
で、 当たり前だけど、自分でやる場合はスライディングハンマー等々の特殊工具が無い。
工場に任せると工賃がバカ高、 リビルトは 往復送料含めて10万程度、 ぽちっとな?は 検索したら 9万キロの物が 3万前後で有る。
トランスミッション内部のベアリングからの異音というのは、オイルに浸かっている故に珍しいトラブルで、 ATの様に複雑な構造では無いので普通は壊れませんから、9万キロの中古で後9万程度走ってくれれば、 パジェロミニ君の目標である 25万キロまで走ってくれることになる。
場合により30万キロまで行くかもしれんな~ なははは
なんだかんだと小間物、消耗品あわせて安く収まるなら、 中古で新たに車を買うより圧倒的に安い。
とりあえずは、様子見て、 近いうちに交換する予定です。