to get a move onは、ちょっといらだちや焦りのようなものも感じさせる表現で、「動き出す」あるいは「出かける、急ぐ、行く、帰る」という意味でよく使われる。この表現を日本語にすれば、状況によっては「そろそろ」としてもいいと思う。このような考え方で、「この日本語は英語でどう言ったらいいか」と考えてみればいい。「そろそろ」は英語でどう言うかではなく、「そろそろ行こうか」とか、「そろそろ行かなくちゃ」は英語でどう言うかと考えてみればいいのだ。常にそれぞれの状況ではどんな言い方をするのがふさわしいか、と考えてみよう。
○Practical Example
“I think we should get a move on. It looks like it’s going to rain here soon.”
“I’m tired, Tensing. I want to rest here a little longer.”
「そろそろ行かないと。すぐに雨が降ってきそうです」
「テンジン、わたしは疲れた。もう少しここで休みたい」
●Extra Point
“Get a move on.”と命令形で使われると、「行け!」とか「どけどけ!」というような、ちょっと乱暴な言い方になる。
◎Extra Example
“Get a move on! I told you young people not to stand around on the stairs.”
“Okay, Mr. Footstall. We’re going. Take it easy.”
「どけよ! おまえら若い連中は階段あたりで立ち止まるんじゃない、と言っただろう」
「フットストールさん、わかりました。動きます。どうかあまり癇癪を起こされないように」