それでは、ふたたびアメリカ口語を数日間紹介します。
今日のGetUpEnglishでは、とっておきのアメリカ口語を紹介しましょう。
jig’s upは、The game is upと同じ意味で18世紀から英米にともに用いられる口語。「種が割れた」とか「仕掛けがばれた」ということで、"Your trick[scam] has been found out."に相当する。本来、jigはテンポの早い踊りの一種だが、転じて芝居の終りに用意された滑稽な狂言をさし、これが「仕掛け」や「策略」をさすようになった。
では、今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習します。
○Practical Example
"I would appreciate your visiting my office today, Mr. Sugishia. Well, do you need me for something?"
"I think you had better give yourself in to the police, Mr. Ozawa. The jig’s up."
「杉下さん、今日はオフィスにご足労いただき、ありがとうございます。で、私に何か御用ですかな?」
「小沢さん、自首されたほうがいいと思いますよ。もうすべてばれていますから」
●Extra Point
次のような言い方もよく映画などで聞いたりする。
◎Extra Example
"I'm innocent, I tell ya."
"The jig’s up an’ you know it."
「おれはやってねえよ」
「もうじたばたしてもむだだ」
アメリカではjigが俗語で「黒人」をさすので、The jig is up.は、黒人が隣地されて吊るされることからきたと思っている人もいるとのこと。実際、知り合いのネイティブに尋ねたところ、そのように思っていたとのことでした。