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日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

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SAPIENT

2018-11-23 08:20:18 | S

 昨日『英語マニアなら知っておくべき500の英単語』(キャロライン・タガート、大工原彩  國方賢訳、すばる舎)が発売となったが、これはすばらしい本だ。

 GetUpEnglishでは、本日から7日間、本書に収録されている語を紹介する。

 本書は、以下の章に分かれている。

 第1章 親愛、尊敬、称賛の言葉——urbane(あか抜けした)versatile(多才な)など

 第2章 悪口、批判、ちょっとした軽蔑の言葉——histrionic(わざとらしい)virago(ガミガミ女)など

 第3章 気分次第——forlorn(見捨てられた)lachrymose(涙もろい)ribald(下劣な)など

 第4章 ちょっと考えてみよう——putative(うわさの)surreptitious(こそこそした)など

 第5章 楽あれば苦あり——catharsis(感情の浄化)furore(騒動)regale(楽しませる)など

 第6章 天国と、地獄と、その間にあるもの——miasma(毒気)xenophobic(外国嫌いの)など

 第7章 科学と芸術——analogy(類推)dilettante(素人の)primeval(太古の)など

 1日目の今日は、第1章 「親愛、尊敬、称賛の言葉——urbane(あか抜けした)versatile(多才な)など」から、sapient(賢明な)という語を紹介しよう。辞書を引けば、(文)というスピーチレベルがあるように、文語的な言い方だ。

 『英語マニアなら知っておくべき500の英単語』には次の記述がある。

Practical Example

 sapient 形 賢明な

 賢い、聡明な様子のことで、後天的に学習して得られたものというよりも、生まれつき持っている理解力を指す。a sapient remarkとは、人間の本質に対する洞察力があらわになるような発言で、学識のある発言とはまったく異なる。最近では、あえて文学的に、または皮肉のいずれかの形で用いられる傾向にある。He looked at me with a sapient eye( 彼は、見通すような目つきで私を見ていた)と言えば、彼は私が困った状況に陥ると知っていたということを示唆する。

Extra Point

  日常的には次のように使われる。

Extra Example

  He made a sapient remark in the meeting.

「彼は会議で賢明な説を述べた」

 『英語マニアなら知っておくべき500の英単語』は翻訳も原文の感じをよくつかんだものであると同時に、自然に読ませるものになっている。ぜひおすすめしたい。

 

 

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英語マニアなら知っておくべき500の英単語

2018-11-23 07:24:32 | おススメ

英語マニアなら知っておくべき500の英単語 単行本 – 2018/11/21

キャロライン・タガート (), 大工原彩 (翻訳), 國方 賢 (翻訳)

商品の説明

内容紹介

究極の語彙センスが身につく「読む」英和辞典。

気持ちの表し方からお金の話、人生の快楽と難局、雑談レベルの教養まで、

身近だけど一癖ある、高校までの学校教育ではあまり教わらない500の英単語を紹介します。

ある単語から思いがけない派生のしかたをして生まれた単語や、神話や思想と関わりながら発展してきた単語、「そんな言い方があるのか」と感心する単語が盛りだくさん。

あなたはいくつ使いこなせる?

出版社からのコメント

「そんな言い方あったのか! 」「聞いたことあるような、ないような……

「これは、さすがに学校では教えてくれない」「一見ばかばかしいけど深い!

そんな楽しくて使える単語を500個紹介。決して特殊ではなく、日常に密着したものが厳選されています。それぞれの単語に対して派生語、反意語、取り違えやすい単語なども充実し、簡潔な語源の解説と具体的な用例で使いどころもバッチリ。 英単語の世界の魅力を味わい、関連知識がみるみる増える、読んで楽しい英和辞典です。

1章 親愛、尊敬、称賛の言葉——urbane(あか抜けした)versatile(多才な)など

2章 悪口、批判、ちょっとした軽蔑の言葉——histrionic(わざとらしい)virago(ガミガミ女)など

3章 気分次第——forlorn(見捨てられた)lachrymose(涙もろい)ribald(下劣な)など

4章 ちょっと考えてみよう——putative(うわさの)surreptitious(こそこそした)など

5章 楽あれば苦あり——catharsis(感情の浄化)furore(騒動)regale(楽しませる)など

6章 天国と、地獄と、その間にあるもの——miasma(毒気)xenophobic(外国嫌いの)など

7章 科学と芸術——analogy(類推)dilettante(素人の)primeval(太古の)など

著者について

【著者紹介】

キャロライン・タガート(Caroline Taggart)

ロンドン生まれ。シェフィールドの大学を卒業後、出版社に10年あまり勤務。フリーの編集者に転向し20年活躍したあと、著述業へ。歴史、宗教、文学、科学、自然、料理、英国文化など幅広い知識分野の書籍を刊行している。ベストセラーとなった大人のための学び直しの書籍I Used to Know That (2008)のほか、The I Used to Know That Activity Book: stuff you forgot from school (2011), The Book of London Place Names (2012), Her Ladyship's Guide to the British Season: The Essential Practical and Etiquette Guide (2016), A Slice of Britain: Around the Country by Cake (2014), Her Ladyship's Guide to Greeting the Queen: And Other Questions of Modern Etiquette (2016), Bognor and Other Regises: A Potted History of Britain in 100 Royal Places (2018), Christmas at War: True Stories of How Britain Came Together on the Home Front (2018)ほか多数。時代とともに変わっていく言葉への関心が高く、読み手に親切かつ、人の心を捉えるウィットに富んだ筆致で、英語学習書籍においてもニッチな領域を切り開いている。

【訳者紹介】

大工原彩(だいくはらあや)

1978年生まれ。東北大学法学部卒業。東北大学法学研究科修士課程終了。外務省勤務。

國方 賢(くにかたさとる)

1983年生まれ。早稲田大学大学院先進理工学研究科修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学。翻訳者。

http://www.subarusya-linkage.jp/book/9784799107614.html

https://www.amazon.co.jp/dp/4799107615

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