GetUpEnglish

日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

GetUpEnglishについて

毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2025 Uesugi Hayato(上杉隼人)

CIRCUMLOCUTION

2018-11-29 08:31:26 | C

 GetUpEnglishは発売されたばかりの『英語マニアなら知っておくべき500の英単語』(キャロライン・タガート、大工原彩  國方賢訳、すばる舎)語を紹介しているが、最終回の今日は「第7章 科学と芸術——analogy(類推)dilettante(素人の)primeval(太古の)など」から、circumlocutionを取り上げる。

『英語マニアなら知っておくべき500の英単語』に、次の記述がある。

○Practical Example 

circumlocution 名 回りくどさ、 遠回し; 回りくどい言い方; 逃げ口上 回りくどく話すこと、要点を突くことを拒むこと。ディケンズの『リトル・ドリット』に出てくるThe Circumlocution Office(迂遠省)は、何事も成し遂げることがないという点で名をはせている。部局の短い応答の数少ない例として、「いついかなる場合でもまずまっすぐな答えをしない、というのが迂遠省の原則の1つだから、バーナクル氏は『かもしれんな』と答えた」とある。アンブローズ・ビアズの『悪魔の辞典』は、circumlocution a literary trick whereby the writer who has nothing to say breaks it gently to the reader(作者が何も伝えることがないということをゆっくりと読者に知らしめる文学上のトリックのこと)と定義している。

Extra Point

  日常的には次のように使われる。

Extra Example

“I'll give it some thought,” is a circumlocution for “No.”

「考えさせてくれ」は婉曲な断りだ.

『英語マニアなら知っておくべき500の英単語』はこのように英語マニアでないと知らない単語が、文学、ノンフィクション、ニュースなどあらゆるところから集めた豊富な例文とともにわかりやすく解説されている。大工原彩と國方賢の翻訳も原文の感じをよくつかんだ非常に質の高いものだ。ぜひおすすめしたい。

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英語マニアなら知っておくべき500の英単語

2018-11-29 08:10:25 | おススメ

英語マニアなら知っておくべき500の英単語 単行本 – 2018/11/21

キャロライン・タガート (), 大工原彩 (翻訳), 國方 賢 (翻訳)

商品の説明

内容紹介

究極の語彙センスが身につく「読む」英和辞典。

気持ちの表し方からお金の話、人生の快楽と難局、雑談レベルの教養まで、

身近だけど一癖ある、高校までの学校教育ではあまり教わらない500の英単語を紹介します。

ある単語から思いがけない派生のしかたをして生まれた単語や、神話や思想と関わりながら発展してきた単語、「そんな言い方があるのか」と感心する単語が盛りだくさん。

あなたはいくつ使いこなせる?

出版社からのコメント

「そんな言い方あったのか! 」「聞いたことあるような、ないような……

「これは、さすがに学校では教えてくれない」「一見ばかばかしいけど深い!

そんな楽しくて使える単語を500個紹介。決して特殊ではなく、日常に密着したものが厳選されています。それぞれの単語に対して派生語、反意語、取り違えやすい単語なども充実し、簡潔な語源の解説と具体的な用例で使いどころもバッチリ。 英単語の世界の魅力を味わい、関連知識がみるみる増える、読んで楽しい英和辞典です。

1章 親愛、尊敬、称賛の言葉——urbane(あか抜けした)versatile(多才な)など

2章 悪口、批判、ちょっとした軽蔑の言葉——histrionic(わざとらしい)virago(ガミガミ女)など

3章 気分次第——forlorn(見捨てられた)lachrymose(涙もろい)ribald(下劣な)など

4章 ちょっと考えてみよう——putative(うわさの)surreptitious(こそこそした)など

5章 楽あれば苦あり——catharsis(感情の浄化)furore(騒動)regale(楽しませる)など

6章 天国と、地獄と、その間にあるもの——miasma(毒気)xenophobic(外国嫌いの)など

7章 科学と芸術——analogy(類推)dilettante(素人の)primeval(太古の)など

著者について

【著者紹介】

キャロライン・タガート(Caroline Taggart)

ロンドン生まれ。シェフィールドの大学を卒業後、出版社に10年あまり勤務。フリーの編集者に転向し20年活躍したあと、著述業へ。歴史、宗教、文学、科学、自然、料理、英国文化など幅広い知識分野の書籍を刊行している。ベストセラーとなった大人のための学び直しの書籍I Used to Know That (2008)のほか、The I Used to Know That Activity Book: stuff you forgot from school (2011), The Book of London Place Names (2012), Her Ladyship's Guide to the British Season: The Essential Practical and Etiquette Guide (2016), A Slice of Britain: Around the Country by Cake (2014), Her Ladyship's Guide to Greeting the Queen: And Other Questions of Modern Etiquette (2016), Bognor and Other Regises: A Potted History of Britain in 100 Royal Places (2018), Christmas at War: True Stories of How Britain Came Together on the Home Front (2018)ほか多数。時代とともに変わっていく言葉への関心が高く、読み手に親切かつ、人の心を捉えるウィットに富んだ筆致で、英語学習書籍においてもニッチな領域を切り開いている。

【訳者紹介】

大工原彩(だいくはらあや)

1978年生まれ。東北大学法学部卒業。東北大学法学研究科修士課程終了。外務省勤務。

國方 賢(くにかたさとる)

1983年生まれ。早稲田大学大学院先進理工学研究科修士課程修了。東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得退学。翻訳者。

http://www.subarusya-linkage.jp/book/9784799107614.html

https://www.amazon.co.jp/dp/4799107615

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『LAGOM―“私にとって、ちょうどいい”―スウェーデンの幸せ哲学―』

2018-11-29 06:37:48 | おススメ

LAGOM―“私にとって、ちょうどいい”―スウェーデンの幸せ哲学(ニキ・ブラントマーク、稲垣みどり訳、東洋館出版社)を楽しく読んでます。

 以下のような内容が読みやすい文章と美しい写真とあわせて紹介されているのでありがたい。おすすめです。スウェーデンに行ってみたくなる。

****************

 キッチンで効率よくエネルギーを使う5つの方法

 ちょうどいい鍋やフライパンを使う。

 熱伝導のいい高品質の調理器具に投資しましょう。料理の量に合った器具を選び、熱を逃がさないために蓋をするのも忘れずに。圧力鍋を使うことを検討するのもいいでしょう。調理時間が最大で70パ―セント短くなるといわれています。

 シンプルにする。

 鍋ひとつで完成するレシピを探します。パスタを茹でているなら、水切りボウルを上にのせて、野菜を蒸すこともできます。  

 目的に合わせた調理器具を選ぶ。

 料理の量に合った小さめの器具を選べば、調理に使うエネルギーが減ります。新しい料理器具を買うときには、省エネの表示を確認しましょう。最近の研究結果では、IHコンロはガスコンロに比べて32時間調理時間が短く、消費エネルギーは57パーセント少ないことがわかっています。

 *******************

LAGOM―“私にとって、ちょうどいい”―スウェーデンの幸せ哲学

定価1,728 (税込)

訳 稲垣みどり

著 ニキ ブラントマーク

出版年月日 201810

内容紹介

自分のペースで人生を楽しみたいあなたへ。

LAGOM【ラーゴム】とは、スウェーデンのライフスタイルに息づく概念。

ちょうどいい、ほどほど、合理的、平等……

そんなニュアンスを含んだ、スウェーデン独自の言葉です。

結婚を機に、夫の母国であるスウェーデンに移り住んだイギリス出身の著者。

そこでの「ラーゴムな毎日」は、大都市ロンドンの生活では忘れかけていた「穏やかな充実感」を取り戻させてくれました。

3人の子どもの母親でもあり、北欧ライフスタイルを紹介する「My Scandinavian Home」のクリエイターでもある著者が、日常生活を心地よいバランスにする秘訣を伝えます。

世界でも高い幸福度、高福祉国家、男女平等を実現している一方で、

欧州のなかにあっても、家の中では靴を脱ぐ、時間に生真面目、激しい自己主張が苦手、質素さや素朴さに美を感じるなど、日本に似た面を多く持つスウェーデン。

そんな親しみやすい国から届いた、穏やかな暮らしのヒント集です。

頑張りすぎない、持ちすぎない、捨てすぎない。

衣食住、人付き合い、時間の使い方……暮らしの隅々にラーゴムを。

目次

ラーゴムとの出会い

01 日々の暮らしとラーゴム

ラーゴムな家

ラーゴムに心を落ち着かせる

ラーゴムに体を喜ばせる

成功へのラーゴムな鍵

02 身近な人たちの関係とラーゴム

ラーゴムに友情を育む

人間関係をラーゴムに

ラーゴムな子育て

季節のイベントのラーゴムな手引き

03 社会との関わりとラーゴム

ラーゴムなコミュニティー意識を持つ

自然を尊重するラーゴムな手引き

ラーゴムに省エネする

フットプリントをラーゴムに減らす

ラーゴムにエコな日々を送る

結びの言葉

注釈

索引

写真協力

謝辞

http://www.toyokanbooks.com/books/372942.html

こちらのすてきな動画もご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=Q1VMZ2zupvY&feature=youtu.be&fbclid=IwAR1zUyGj7NTe0rveKUgAPdH_UVmEx18FBOyEI6bw8_WcavJ4te5XLYtN468

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