GetUpEnglishは昨日より発売されたばかりの『英語マニアなら知っておくべき500の英単語』(キャロライン・タガート、大工原彩 國方賢訳、すばる舎)語を紹介しているが、2日目の今日は「第2章 悪口、批判、ちょっとした軽蔑の言葉——histrionic(わざとらしい)、virago(ガミガミ女)など」から、decrepitを取り上げる。
『英語マニアなら知っておくべき500の英単語』は、次の記述がある。
○Practical Example
decrepit 形 老いぼれの、老朽化した
「とても古い、すり減った、ガタがきている」。人や建物について使うが、時を経てもはや役に立たなくなった哲学や政策を表すのにも使える。19世紀の詩人ウォルター・サヴィッジ・ランドーいわくStates, like men, have their growth, their manhood, their decrepitude, their decay.(国家は、人と同じく、成長し、成熟し、老衰し、腐敗する。)もうお引き取り願おう、というのが言外の意味である。
decrepitudeは名詞形で「老いぼれ(の状態)、もうろく、老朽」。
●Extra Point
日常的には次のように使われる。
◎Extra Example
The decrepit old car gleamed, as if it were held together by spit and polish.
「そのロートルの車は、まるでつばと磨き粉で念入りに磨いたようにぴかぴかだった」
『英語マニアなら知っておくべき500の英単語』はこのように例文がたくさん出てくる上に、翻訳も原文の感じをよくつかんだ非常に精度の高いものである。ぜひおすすめしたい。
12月発売予定です。
現在、鋭意ゲラ校正中です。
おそらく470ページくらいになり、このシリーズではいちばん濃厚なものになるでしょう。
アメリカ史は面白い。アベンジャーズやスター・ウォーズに負けないくらい面白いかも。
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著者 ジェームズ・ウエスト・デイビッドソン 著
上杉隼人 訳
下田明子 訳
ジャンル 人文 > 歴史
ISBN 9784799107690
判型・ページ数 A5
定価 本体3,600円+税