『最後のダ・ヴィンチの真実 510億円の「傑作」に群がった欲望』(ベン・ルイス、上杉隼人訳、集英社インターナショナル)にインスパイアを受けて製作された映画『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』(ギャガ配給)が本日より全国で上映される。
華やかなアートの世界の舞台裏を描く本映画がAsahi Weekly, November 28, 2021で、対訳で解説、紹介されている(中俣真知子、翻訳、解説)
GetUpEnglishでは、本日からこの映画をAsahi Weeklyの解説とともに英語を引用しながら紹介する。
『最後のダ・ヴィンチの真実 510億円の「傑作」に群がった欲望』にももちろん出てきた美術商のRobert Simonが、Salvator Mundiを手に入れた経緯を説明する。
Simon: The painting turned up in a minor auction house in New Orleans, Louisiana, in April 2005. The catalogue stated that it was some kind of reproduction and some kind of, you know, picture that was later in date.
複製画と思っていたが、実はそれはレオナルド・ダ・ヴィンチの作品にほかならないとサイモンが確信するに至るのは『最後のダ・ヴィンチの真実 510億円の「傑作」に群がった欲望』に記されたとおりだ。
Simon: I decided, to bid a fair amount of money on the picture. There was essentially just one other bidder and that person bid once and bid no further. The hammer price, with the premium, was $ 1,175. Rather ridiculous.
そしてこの絵をロバート・サイモンは、映画には出てこなかったアレックス・パリッシュとともに、この絵を$ 1,175(約13万円)で買い上げるのだ。
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このあたりは劇場パンフレットにも書いた。ぜひご覧いただきたい。
ここから『サルバトール・ムンディ』めぐるマネーゲームが動き出す。
ぜひ映画もご覧いただきたい。
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