官庁のムダ遣いと自民党との関係

2006-04-12 01:39:51 | Weblog

 政治家が官僚よりも地位が上だからと威張っていたとしても、それに応えて官僚が我々は政治家に使われている身だからと政治家にペコペコ頭を下げていたとしても、政策づくりは官僚頼みの官僚任せ、国会答弁の作成も官僚頼みの官僚任せ、国の運営も同じ。族益と省益が結びついて、お互いがグルになって甘い汁を吸い合う――そんな関係では官僚が頭をペコペコ下げていたとしても、腹の中ではせせら笑いの見せ掛けの平身低頭だろう。

 見せ掛けだから、政治家に使われている身でありながら、ムダ遣いも、カラ給与で収入のお手盛りも、ホテル代だタクシー代だの水増し請求で手に入れた裏ガネで飲んだり食ったりといった乞食行為ができる。外部に仕事を高値で随意契約で依頼し、何がしかを還流させて、それを役得として懐に入れる。

 実際に政治を動かしているのは俺たちであって、お前らではない。ところがお前たちだけがたんまりとカネ儲けしている。バカ見るわけには行かない。相手の無能に対する嘲笑と金銭的な妬み・対抗心があってこそできる私腹行為・乞食行為だろう。それが中央省庁だけではなく、地方自治体にまで、日本中に蔓延している。だから役人天国と言われる。卑しさ・だらしなさの点で政治家も同じレベルだから、政治家天国という表現もつくるべきだろう。

 自民党と官僚が同じ穴のムジナとなることで延々と築き上げてきた好き勝手世界。それを許してきた国民。許しているからこそ、自民党の支持率が一番高くなっている。

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