◆広大な北の大地と上野・青森を結ぶブルーの客車
北大路機関鉄道特集、昨夜は大きな記事になってしまったので本日は少々肩の力を抜いて北海道で撮った夜行列車三本。
ブルートレイン北斗星。上野と札幌を結ぶ寝台特急で、青函トンネル開通とともに誕生した最も新しいブルートレイン。食堂車、ロビーカー、個室寝台を併せ持つ編成で、一度は乗ってみたい、と見るたびに思わせてくれる特急です。しかし、運行時間帯が、特に目的地到着が朝一とはいかないのが難点。
北斗星、くだりは1903に上野を発車するのだけれども、函館到着が0635、そして札幌到着が1115なので、実は少々使いにくいのが難点。あと三時間早ければ、と思いつつ。札幌からののぼり列車は1712に札幌を発車、仙台に0454に到着し、宇都宮に0810、上野には0938に到着するという運行になっています。
寝台特急カシオペア。ダブルデッカー車で構成され全て二人用個室A寝台という、現在日本で最も豪華な寝台特急。上野と札幌を結んでいるのだけれども、移動を楽しむという運行に特化している特急で、展望車なども備えていて、いっそのこともう少し円著運転してみても需要はあるのではないかな、と思う編成。
北海道でなければ、寝台特急のDD-51機関車による牽引は見ることができないので、多少無理してでも撮影する。ちなみに、南千歳駅で夕日がきれいだったので途中下車して千歳基地を、と先日掲載しましたが、同時にまもなくこのカシオペアがやってくる、という事情があったりもします。
寝台急行はまなす。札幌駅の銀座ライオンで、当方、日本で一番旨いと信じる北海道限定のビールを飲みながら待った夜行列車で、座席からカーペットカー、そして寝台車という個性溢れる編成で、札幌を2200時に出発し、青森駅には0540時に到着する利便性の高いダイヤで運行されているのが特色。
青森駅は札幌から近いという印象を持つ人もいるようだけれども500km近く離れている、しかし、急行料金の上限は1260円となっているので、思ったよりも安価に移動できる、というのが利点。こういう編成で、夜行急行銀河が運行されていれば、と思うような編成。
北大路機関:はるな
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)