■羽田沖観閲式
本日、御縁あっていつもお世話になっている方からご招待いただき、海上保安庁羽田沖観閲式予行へ行ってまいりました。
海上保安庁総合観閲式は毎年東京湾の羽田沖において実施されている行事です。我が国は四面を海に囲まれ、海洋を国境とする国家です。このため、その国境警備という重責に正面から当たる法執行機関である海上保安庁は、その警備救難船艇の規模で世界最大の規模を誇っています。
本日お世話になったのは巡視船やしま、みずほ型ヘリコプター搭載巡視船の二番船にあたる大型巡視船です。東京港晴海埠頭からの乗船で、東京駅を一路晴海へ、乗船手続きを終えて巨大な巡視船へと進みます。意外でしたが晴海埠頭から乗船する、という経験は初めてでした。
海上保安庁総合観閲式は東京湾羽田沖にて行われます。その内容は観閲式に続き観閲飛行、訓練展示と展開し、訓練展示は消火展示や救命訓練展示、法執行訓練は海賊船舶に対する追跡と制圧、機動飛行あり機動航行あり、爆発あり銃撃戦ありと、非常に工夫されたものとなっています。
巡視船やしま、は総トン数5300tと大型ですが、総トン数と護衛艦を示す基準排水量は別物で、改めて見ますと、その大きさについて考えさせるものがありました。ベル212二機を搭載する巡視船です。他方、海上保安庁には写真のスーパーピューマ二機を搭載する世界最大の巡視船しきしま、もあります。
海上保安庁ですが、我が国の広大な海域を警戒するべく多くの船艇を有しています。つい先日も大陸棚自然延長線に基づく排他的経済水域が拡大され、国土に匹敵する海域が加わったばかり、他方で多数が建造された巡視船は順次旧式化する一方、工作船対処やテロ対策など任務へ対応するべく高性能と高い建造費を必要するもので、勢力維持が大きな課題となりました。
護衛艦やまぎり。練習艦より護衛艦へ戻った一隻で、海上自衛隊からの行事参加となりました。今年は観艦式が予定されています。海上自衛隊も装備更新と勢力維持には予算面から大きな課題を抱えていますが、可能な範囲内で我が国の防衛を考えなければなりません。
展示を終えて東京港へ戻る巡視船やしま、からの情景。G-12はあくまで補助装備、主たる撮影はEOS-7Dの18-200mmとEOS-50Dの120-400mmで、まだその写真の整理は全く手つかずですので、迫力の訓練展示はG-12では撮影できていません、一眼レフでの写真は、後々紹介できれば、とおもいます。
海上保安庁総合観閲式は明日が本番ですが本日の予行、晴海に戻りますと意外と多くのいつもお世話になっている方とお会いしました。それではあすは、ということになるのですが、・・・、明日は天候が悪そう、そして防滴装備の多くを今回携行していないのですが、まあ、何とかなるでしょう。
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