◆第34普通科連隊・第3陸曹教育隊の板妻駐屯地祭
本日、静岡県の板妻駐屯地祭へ行ってまいりました。コンパクトデジカメG-12で撮影した速報です。
板妻駐屯地は本年度、創設50周年という節目の年を迎え、富士山の裾野、第1師団隷下の第34普通科連隊、東部方面混成団隷下の第3陸曹教育隊が駐屯する駐屯地です。東富士演習場にほど近い立地にあるのですが、その分訓練は演習場で行うという方針の下、やや機能を絞った広さという印象でした。
89式小銃を手に更新する普通科隊員、一糸乱れぬ統制された動作は精鋭部隊への最初の条件です。第1師団、第12旅団、第14旅団、中部方面混成団、第3師団、第4師団と師団や旅団、それに混成団の行事を立て続けに撮影しましたが、久々に普通科連隊の駐屯地記念行事の撮影です。
第3陸曹教育隊。板妻は34連隊、という印象が強かったのですが曹教の部隊ということを思い出しました。陸曹は自衛隊の戦闘への第一線を支える専門要員の練成機関、我が国では陸曹の比率が大きくなっている点がる意味問題視されますが、若い隊員よりも小隊陸曹のほうが体力を鍛えぬいていることが少なくなく、専門要員の定数が増加する、ということはある意味重要と言えるでしょう。
本日の板妻駐屯地祭ですが、天気予報ではかなりの降雨が報じられていたようで、晴海ふ頭桟橋でも、板妻と古河は雨天なので断念、もしくは経ヶ岬分屯基地祭へ転進、という声が聞かれました。しかし、何とかなるだろう、という一点、更にちょっと京丹後市は遠いという本音から板妻へ向かった、というところ。
第34普通科連隊の軽装甲機動車。本日はこうした曇りの天候ではあったのですが、幸い危惧したような荒天とはならず、開門二時間前には少々強めの雨こそ降りましたが、幸い当方は、・・・、傘を買いに出歩いた瞬間以外濡れることはありませんでした。つか、正直なところ傘を買う必要なかったですよ。
観閲行進ですが、板妻駐屯地は式典会場の二辺を開放、この中で一辺は来賓招待客向けのテントとなっており、、もう一辺が斜面で一般客向けに開放されています。この斜面の場所、富士学校の会場と同じ構図、縮小したような立地なのですが、この斜面が観閲行進を正面から撮影できる場所でした。
120mm重迫撃砲を牽引する高機動車。雨は降らなかった、しかし、自分のお天気運はある程度信用していたものの相馬原駐屯地祭のように雨天となたこともありますので、EOS-7Dに18-200mmを装備したもののみ携行、120-400mmとEOS-50Dは待機としました。大失敗、持っていけば、いろいろと使い道があったのに、この判断は難しい。
第3陸曹教育隊の79式対舟艇対戦車誘導弾。上陸用舟艇さえも撃破する装備です。さてこの会場、富士学校と同じ構図で、観閲行進を撮影できる最良の位置は訓練展示を撮影しにくい、という構図がありました。そこで警備の隊員さんに立ち入り規制場所を聞いてみますと招待者天幕の淵側は規制していないとのことでしたので、訓練展示と撮影場所を陣地転換することとしました。
中距離多目的誘導弾、世界最新の対戦車誘導弾で、誘導方式や照準方式など細かいことは言えないが部隊愛称はチュウタ!、とのこと。富士学校の普通科教導連隊に配備されたことは聞いていますが、一般公開は滝ヶ原と同日の練馬へ行ったため見ることが出来ませんでした。武山でも公開されたそうですが同日の福岡駐屯地祭へ、ともあれ、装備品展示にも並べられ、本日一番の注目装備です。
観閲行進につづっ訓練展示が行われました。そこはEOS-7Dの撮影ですが陣地転換、最大ズームで撮影しました。観閲行進ではFH-70榴弾砲や74式戦車は参加せず純粋に板妻駐屯地の車両によってのみ展開されましたが、訓練展示では参加、轟音は来場者に衝撃波として叩きつけ、その能力の一端を示しました。
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