北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

UNMISS南スーダンPKO 陸上自衛隊第二次派遣部隊現地到着 第一次派遣部隊と交代へ

2012-06-19 23:05:32 | 防衛・安全保障

◆第二次派遣部隊330名は北部方面隊主力

 派遣開始当時緊張が伝えられた南スーダンPKOは現在のところ順調のようです。

Img_2377 朝雲新聞が伝えるところによれば、松木信孝2佐指揮下の南スーダンPKO第二次派遣部隊主力が6月9日、チャーター機により千歳空港を出発、10日に南スーダン首都ジュバへ到着したとのこと。続いて第二波は22日に出国予定とのこと。この第二次派遣部隊は330名規模となり、施設隊としての人道支援任務を進めてゆく。

Img_0070 この第二次派遣部隊の到着を受け、第一次派遣部隊のうち、小野栄二2佐以下の60名が羽田空港へ帰国し、宿営地整備任務が完了、部隊生活基盤を構築し、今後の任務への万全の態勢を整えたとの報を苦を行い、続いて今月中には第一次派遣部隊全てが帰国するとのことです。

Img_3651 特に今年初旬に南スーダン軍が国境地域で軍事面に劣勢にも拘らずスーダン軍へ攻勢に出たことから情勢が心配されましたが、現段階では小康状態を保っています。ただし、国境地域の画定が行われていない現状では、紛争要因が解決に至っていないため、PKO以外の面から外交面でこの解決に進む必要があることは忘れてはなりません。

Img_5435 他方、今回は政府専用機を政府任務への運用へ残す必要が阿多事からチャーター機を用いましたが、今後の国際平和維持活動などへの協力を考えれば、大型輸送機として全日空の中古でよいのでボーイング747が欲しいところ。今後、国際貢献任務の展開をどうするかで左右されることですが、海外展開能力は、これまで以上に真剣に取り組んでゆく必要があります。

北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント (14)
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