北大路機関

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北富士駐屯地創設52周年記念行事(2012.06.24) PowerShotG-12撮影速報

2012-06-24 23:12:54 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

◆第1特科隊 北富士駐屯地祭

 本日、北富士駐屯地創設52周年記念行事へ行ってまいりました。取り急ぎG-12にて撮影した写真を用いて速報記事です。

Gimg_6289c 北富士駐屯地、山梨県の駐屯地で第1師団隷下の火力戦闘部隊である第1特科隊、そして陸上自衛隊富士訓練センターFTCが置かれている駐屯地です。実は、いつもお世話になっている方が週末に行事に気づき、思い立ったら吉日ということか、行こう、と急遽お誘いを受け、これに便乗する形で初めて足を運ぶこととなった駐屯地記念行事、北富士駐屯地祭2012です。

Gimg_6322c 北富士駐屯地祭ですが、今年度は第1師団司令部の練馬駐屯地祭、第1戦車大隊の駒門駐屯地祭、第32普通科連隊の大宮駐屯地祭、第34普通科連隊の板妻駐屯地祭と足を運ぶ機会に恵まれまして、ここまで第1師団の管区駐屯地記念行事へ足を運ぶのは初めてのことでした。

Gimg_6356c 第1特科隊は、第1特科連隊を縮小改編して編成された特科部隊で、かつては二個中隊基幹の直接支援部隊の四個特科大隊の三個が駒門に駐屯し、もう一個大隊と四個中隊をもって全般支援にあたる第五大隊が北富士駐屯地に駐屯していた編成でしたが、現在は特科隊本部、本部管理中隊、情報中隊と四個特科中隊という編成、実質第五大隊のみ特科大隊は残ったというところ。

Gimg_6372 北富士駐屯地には第1特科隊のほか、富士訓練センターFTCの本部が置かれているのですが、主力部隊である評価支援隊第1機械化大隊は滝ヶ原駐屯地に駐屯しているため、部隊整列以外、観閲行進ではその強力な装甲部隊は参加しませんでした。しかし、FH-70榴弾砲の行進は勇壮そのもの。

Gimg_6419c FTCですが、北富士演習場富士訓練センターにおいて評価対象の中隊が如何にして損害を受ける可能性があるのかを体験させ研究させる目的で仮設敵を務める部隊ですので、非常に手ごわく、しかし、手強くなくては世界に通じる最強水準の部隊を練成することはできないとして、誇りを持って任務に当たっている、とはFTCの1尉さんのお言葉です。

Gimg_6467c 式典には澤﨑伸二1佐が部隊巡閲と訓示を行ったのち、横内正明山梨県知事も祝辞を述べられ、続いて観閲行進、その後に訓練展示模擬戦が行われました。模擬戦には礼砲用の105mm榴弾砲が仮設敵と参加し、我が主力榴弾砲であるFH-70との違いを併せて展示したかたち。訓練展示模擬戦は久々に行われた、と北富士駐屯地祭常連の方に教えてもらいました。

Gimg_6502c 北富士駐屯地、装備品展示に並ぶFH-70には照準装置が装備されており、覗く機会に恵まれました。聞くところでは重要装備で破損の危険性があるので中々取り付けての展示は行われないのだとか。隊員さんとの話は弾み、忍野八海という富士の湧水と水中洞窟の話や、ほうとうが名物であるという話をいろいろと教え頂いたのですが、忍野村の北富士駐屯地、やはり一杯飲みに行くのは大変なようです。

Gimg_6521a 何しろ大変でした、最大射程撃った場合何処何処へ届く、という説明を聞くにも周りの土地勘がなく、相模原まで届くという話でしたので、なるほど相模原の位置から逆算して北富士はこのあたりか、と知った次第。晴天ならば富士山とFH-70発砲焔が見られるとのことでしたが生憎の曇り、ただ、評価支援隊の装甲車やFH-70の発砲焔などを撮影でき、帰路につきました。最後になりましたが、ご一緒いただきました皆様、現地でお世話になりました皆様、ありがとうございました。

北大路機関:はるな

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コメント (2)
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