■舞鶴マリンフェア2021
先週土曜日に二年ぶりの一般公開となります舞鶴マリンフェアが行われ日曜日に舞鶴総合防災訓練が行われました。

ひゅうが。舞鶴基地に久々に散策へと歩み進めてみましたら、基地にはいることが出来ました。舞鶴基地、2019年までは毎週末の一般公開は一つの楽しみでもあったのですが、ご承知の通りCOVID-19感染拡大の影響により、週末一般公開も中止となり久しいものです。

舞鶴鎮守府120周年記念行事。本年2021年は舞鶴に海軍鎮守府がおかれてから120年という節目の年となります。100周年の2001年は同時多発テロでそれどころではなく、110周年の2011年は東日本大震災があった、危機というのは10年周期で襲うと実感しました。

チャフィー。アメリカ海軍のアーレイバーク級ミサイル駆逐艦です。さて、何故基地に入れたのか、それは舞鶴防災フェスタ2020一般公開が行われていたためです。土曜日に一般公開、日曜日に防災訓練という、アメとムチではありませんが、行われていた構図ですね。

防災訓練でもよいから久々に舞鶴へ行こう、こう思い立ちましたのはいつもお世話になっているH様が、舞鶴市で舞鶴総合防災訓練が行われ基地と護衛艦ひゅうが参加、と舞鶴市HPの話題をお教え頂いた為なのですが、防災訓練は教育隊で0800時から行われるという。朝一だ。

緊急事態宣言も解除されたし、これは久々に舞鶴に一泊して散策してみよう、という考えでしたが、減便されすぎた特急まいづる号に漸く乗りまして、東舞鶴駅に到着しますと、こちらもお世話になっているC様から、基地には入れるから急いで、といきなりの朗報が。

一般公開。もともとマリンフェア一般公開は京阪神地区の自衛官応募適例者を念頭に募集広報の一環として事前応募により見学できる、ということになっていたのですが、艦上見学は事前応募のみというけれども、北吸岸壁は予約なしで自由見学できるということです。

舞鶴久しぶりだ、というよりもアメリカ海軍イージス艦が舞鶴に入港している際に一般公開なんていう機会も貴重で、アメリカの隣国カナダ海軍のフリゲイトオタワが舞鶴で一般公開したのが2019年、随分と遠い昔のように思えるが熱い2019年の夏を思い出しました。

航空自衛隊のペトリオットミサイルも陸上自衛隊の装甲車も一般公開されていますので、これも久々の自衛隊行事の気分なのだと思うのですが、驚いたのはジープの愛称の旧73式小型トラックが現役だ、ということ。そして改めて見慣れないロービジ護衛艦などが並ぶ。

装甲車と護衛艦、大阪港でのヘリコプター搭載護衛艦かが一般公開を思い出すか、舞鶴グリーンフェスタに装甲車は展示されていたか、と思い巡らせます。しかし久々に見上げるとヘリコプター搭載護衛艦ひゅうが、装甲車と比べますと、やはりこれは巨大な護衛艦だ。

ただ、驚きましたのは防災訓練は、規模としては護衛艦ひゅうが参加以外は通常の規模の訓練ではあったのですけれども、この日の舞鶴はなにか凄かった、夜にはフェリーターミナルが旭川の第2師団車両で満杯とはいわないが、そう占められるほどに並んだりする。

第2師団、旭川駐屯地祭は迫力に驚かされたものですけれども、舞鶴といいますか京都府は第3師団管区、第2師団と第3師団、数字は並んでいるのですけれども司令部は兵庫県伊丹の千僧と北海道道北の旭川、新日本海フェリーでも時間がかかる希有なお客様だ。

護衛艦入港もありましたし、自衛隊行事が全く行われない最中では、発着するヘリコプターでも望見できれば良いだろうという気軽な気持ちで、一番の目的は散策だ、と気分転換を考えてみましたらば、なるほど舞鶴行ってみるものだなあ、と考えましたほどでして。

バイエルン東京寄港。さて本日はドイツ海軍のフリゲイトバイエルンが東京を訪問しています、実は舞鶴に行ってみるものだ、とは書いてみましたが、現状はまだCOVID-19の感染懸念が残るなかということに留意は必要だと思うのです、だからバイエルンの話を。

COVID-19の時代には、少し前までは自宅を出てデパートに行くにも相応の留意を、という状況でしたが、これが漸くスロースタート、という段階まで落ち着いている段階です。すると、まずは近場から、という行動がリスクを抑えられるように、おもうのですね。

ドイツ艦は見てみたかったです、バイエルンはマッシブという言葉が合致するほどに独特の、しかし76mm艦砲と比べますと巨大ではないという個性的な艦容ですので、それこそ1990年代に世界の艦船誌上で眺めて以来、興味はあったのですが、今回は見送りました。

二週間後の自分に責任を持てるのか、COVID-19は自覚症状が無い場合でも感染を拡大させるとともに潜伏期間が長く潜伏期間中でも感染を広げるだけでなく、ワクチン接種者が感染するブレイクスルー感染も。こう考えた上で、まず北大路機関は近場を巡りました。

ワラムンガ。そんな話題の中で土曜日即ち昨日に呉基地へオーストラリア海軍のアンザック級フリゲイトワラムンガが入港したというお話しがありまして、こちらは近代化改修艦、これもコロナさえなければ撮影に居たのだけれどもなあ、と改めて嘆息しました次第です。

ロービジにロービジ、さて舞鶴ですがロービジ天国という状況になっていました、新塗装と旧塗装は京阪電鉄や京福電鉄で眺めていましたが、まさか海上自衛隊で眺める事になるとは、と驚きです。艦番号と艦名を白色から判読しにくい薄い灰色へ塗装を変更している。

迷彩としてのロービジ、これは艦名を判読しにくい塗装とする事で、我が護衛艦などの艦艇の行動情報を可能な限り秘匿する意味があります、どの護衛艦が稼働状態にあるのか、その行動範囲は、即応体制は、護衛艦を見るだけでも艦が識別できれば情報価値は大きい。

きりしま入港、横須賀のイージス艦です。行動の秘匿が目的なのですが、しかし、このロービジ塗装、すぐ近くに係留されていました除籍艦の元護衛艦まつゆき、と区別がつかず、迷彩は現役艦とスクラップ艦の識別が難しくなっているのですね。乗員はどう受け止める。

横須賀からイージス艦が入港したのですが、ロービジですと、護衛艦は整備と塗装を美しい状態に維持し、乗員士気のよりどころとしているのです、しかし、艦番号がこれでは、どう頑張っても廃艦と見分けがつかないものでして、ちょっと変な時代だなあ、と実感が。

中国ロシア艦隊が日本周辺海域を一周する史上初の行動が先日確認され、日本周辺情勢は相応に緊迫の度合いを増している事は理解するのですが、艦名まで秘匿しなければならない程、追い込まれているのか、と舞鶴鎮守府120周年という節目に考えさせられました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
先週土曜日に二年ぶりの一般公開となります舞鶴マリンフェアが行われ日曜日に舞鶴総合防災訓練が行われました。

ひゅうが。舞鶴基地に久々に散策へと歩み進めてみましたら、基地にはいることが出来ました。舞鶴基地、2019年までは毎週末の一般公開は一つの楽しみでもあったのですが、ご承知の通りCOVID-19感染拡大の影響により、週末一般公開も中止となり久しいものです。

舞鶴鎮守府120周年記念行事。本年2021年は舞鶴に海軍鎮守府がおかれてから120年という節目の年となります。100周年の2001年は同時多発テロでそれどころではなく、110周年の2011年は東日本大震災があった、危機というのは10年周期で襲うと実感しました。

チャフィー。アメリカ海軍のアーレイバーク級ミサイル駆逐艦です。さて、何故基地に入れたのか、それは舞鶴防災フェスタ2020一般公開が行われていたためです。土曜日に一般公開、日曜日に防災訓練という、アメとムチではありませんが、行われていた構図ですね。

防災訓練でもよいから久々に舞鶴へ行こう、こう思い立ちましたのはいつもお世話になっているH様が、舞鶴市で舞鶴総合防災訓練が行われ基地と護衛艦ひゅうが参加、と舞鶴市HPの話題をお教え頂いた為なのですが、防災訓練は教育隊で0800時から行われるという。朝一だ。

緊急事態宣言も解除されたし、これは久々に舞鶴に一泊して散策してみよう、という考えでしたが、減便されすぎた特急まいづる号に漸く乗りまして、東舞鶴駅に到着しますと、こちらもお世話になっているC様から、基地には入れるから急いで、といきなりの朗報が。

一般公開。もともとマリンフェア一般公開は京阪神地区の自衛官応募適例者を念頭に募集広報の一環として事前応募により見学できる、ということになっていたのですが、艦上見学は事前応募のみというけれども、北吸岸壁は予約なしで自由見学できるということです。

舞鶴久しぶりだ、というよりもアメリカ海軍イージス艦が舞鶴に入港している際に一般公開なんていう機会も貴重で、アメリカの隣国カナダ海軍のフリゲイトオタワが舞鶴で一般公開したのが2019年、随分と遠い昔のように思えるが熱い2019年の夏を思い出しました。

航空自衛隊のペトリオットミサイルも陸上自衛隊の装甲車も一般公開されていますので、これも久々の自衛隊行事の気分なのだと思うのですが、驚いたのはジープの愛称の旧73式小型トラックが現役だ、ということ。そして改めて見慣れないロービジ護衛艦などが並ぶ。

装甲車と護衛艦、大阪港でのヘリコプター搭載護衛艦かが一般公開を思い出すか、舞鶴グリーンフェスタに装甲車は展示されていたか、と思い巡らせます。しかし久々に見上げるとヘリコプター搭載護衛艦ひゅうが、装甲車と比べますと、やはりこれは巨大な護衛艦だ。

ただ、驚きましたのは防災訓練は、規模としては護衛艦ひゅうが参加以外は通常の規模の訓練ではあったのですけれども、この日の舞鶴はなにか凄かった、夜にはフェリーターミナルが旭川の第2師団車両で満杯とはいわないが、そう占められるほどに並んだりする。

第2師団、旭川駐屯地祭は迫力に驚かされたものですけれども、舞鶴といいますか京都府は第3師団管区、第2師団と第3師団、数字は並んでいるのですけれども司令部は兵庫県伊丹の千僧と北海道道北の旭川、新日本海フェリーでも時間がかかる希有なお客様だ。

護衛艦入港もありましたし、自衛隊行事が全く行われない最中では、発着するヘリコプターでも望見できれば良いだろうという気軽な気持ちで、一番の目的は散策だ、と気分転換を考えてみましたらば、なるほど舞鶴行ってみるものだなあ、と考えましたほどでして。

バイエルン東京寄港。さて本日はドイツ海軍のフリゲイトバイエルンが東京を訪問しています、実は舞鶴に行ってみるものだ、とは書いてみましたが、現状はまだCOVID-19の感染懸念が残るなかということに留意は必要だと思うのです、だからバイエルンの話を。

COVID-19の時代には、少し前までは自宅を出てデパートに行くにも相応の留意を、という状況でしたが、これが漸くスロースタート、という段階まで落ち着いている段階です。すると、まずは近場から、という行動がリスクを抑えられるように、おもうのですね。

ドイツ艦は見てみたかったです、バイエルンはマッシブという言葉が合致するほどに独特の、しかし76mm艦砲と比べますと巨大ではないという個性的な艦容ですので、それこそ1990年代に世界の艦船誌上で眺めて以来、興味はあったのですが、今回は見送りました。

二週間後の自分に責任を持てるのか、COVID-19は自覚症状が無い場合でも感染を拡大させるとともに潜伏期間が長く潜伏期間中でも感染を広げるだけでなく、ワクチン接種者が感染するブレイクスルー感染も。こう考えた上で、まず北大路機関は近場を巡りました。

ワラムンガ。そんな話題の中で土曜日即ち昨日に呉基地へオーストラリア海軍のアンザック級フリゲイトワラムンガが入港したというお話しがありまして、こちらは近代化改修艦、これもコロナさえなければ撮影に居たのだけれどもなあ、と改めて嘆息しました次第です。

ロービジにロービジ、さて舞鶴ですがロービジ天国という状況になっていました、新塗装と旧塗装は京阪電鉄や京福電鉄で眺めていましたが、まさか海上自衛隊で眺める事になるとは、と驚きです。艦番号と艦名を白色から判読しにくい薄い灰色へ塗装を変更している。

迷彩としてのロービジ、これは艦名を判読しにくい塗装とする事で、我が護衛艦などの艦艇の行動情報を可能な限り秘匿する意味があります、どの護衛艦が稼働状態にあるのか、その行動範囲は、即応体制は、護衛艦を見るだけでも艦が識別できれば情報価値は大きい。

きりしま入港、横須賀のイージス艦です。行動の秘匿が目的なのですが、しかし、このロービジ塗装、すぐ近くに係留されていました除籍艦の元護衛艦まつゆき、と区別がつかず、迷彩は現役艦とスクラップ艦の識別が難しくなっているのですね。乗員はどう受け止める。

横須賀からイージス艦が入港したのですが、ロービジですと、護衛艦は整備と塗装を美しい状態に維持し、乗員士気のよりどころとしているのです、しかし、艦番号がこれでは、どう頑張っても廃艦と見分けがつかないものでして、ちょっと変な時代だなあ、と実感が。

中国ロシア艦隊が日本周辺海域を一周する史上初の行動が先日確認され、日本周辺情勢は相応に緊迫の度合いを増している事は理解するのですが、艦名まで秘匿しなければならない程、追い込まれているのか、と舞鶴鎮守府120周年という節目に考えさせられました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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