榛名さんの総監部グルメ日誌
真夏と秋が熱すぎる京都でも冬は当たり前ですが底冷えに冷え込み寒いのが現実というもの。
寒い一日、冬時などはそれでも休息の為にゆったりと時間を過ごす際にアイスコーヒーで冷たさをたっぷりとした暖房の豊かな余裕の中で愉しむといいますか嗜むところがあるのですけれども、それ以上に寒くなる際には、熱いコーヒーを啜りたくなる時もあります。
八坂神社前のカトレアさん、ここは、本格的な引き立ての馥郁たる香りの珈琲と、なぜかしかし焼うどんが軽食にしれと加わっていて、まあしかし四条通の街行く人をさりげなく眺めながら、ここは異空間なのだ珈琲を愉しむだけの、という時間を過ごせるお店でして。
いにしえブレンド、という。このお店は写真を撮る事をマスターさんが歓迎してくれない、それこそ珈琲に集中する為のお店なのですけれども、ほぼ誰もいない時間帯に基本的に店内を映せない窓際の角度に限ってお願いして撮る事が出来たのですが、こんなかんじで。
珈琲の湯気立つ通り、それは外の寒さが暖房でも覆い隠せぬほどの寒波を物語るところなのですけれども、確かに、こういう雰囲気ではカメラよりも文庫本でも取り出して、ちょっと気分転換したいところで、そう、ここは基本的に防犯カメラさえ無い情報の静けさ。
酸味が強いなあ、と思いつつも、お店の中に鎮座する様に井戸がありまして、いや別に注文の都度に釣瓶を落として清冽な井戸水をくみ上げている訳ではないのですけれど、水の違いといいますか、地下水なのか琵琶湖経由の水道水なのか、という趣の違いを嗜む。
軽食を挟まない珈琲って、まじめな飲み物なのですよね。ふとそんな事を想う、いやチョコレートのひとかけらやビスケットの類を友としたい印象がなにはないのですが、それでも珈琲単体という嗜み方は、苦味の酸味のお店の個性と真摯に向き合えるような錯覚に。
カトレアさん。多分このお店の前を通ったは多いと思うけれども、祇園や先斗町のほうに通過する方が圧倒的な中で、しかし混雑していない喫茶店で、ちょっと、ふっと、ほっと、というような一時を珈琲と共に愉しむのは、日常の中に確かな香りの一時を感じられます。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
真夏と秋が熱すぎる京都でも冬は当たり前ですが底冷えに冷え込み寒いのが現実というもの。
寒い一日、冬時などはそれでも休息の為にゆったりと時間を過ごす際にアイスコーヒーで冷たさをたっぷりとした暖房の豊かな余裕の中で愉しむといいますか嗜むところがあるのですけれども、それ以上に寒くなる際には、熱いコーヒーを啜りたくなる時もあります。
八坂神社前のカトレアさん、ここは、本格的な引き立ての馥郁たる香りの珈琲と、なぜかしかし焼うどんが軽食にしれと加わっていて、まあしかし四条通の街行く人をさりげなく眺めながら、ここは異空間なのだ珈琲を愉しむだけの、という時間を過ごせるお店でして。
いにしえブレンド、という。このお店は写真を撮る事をマスターさんが歓迎してくれない、それこそ珈琲に集中する為のお店なのですけれども、ほぼ誰もいない時間帯に基本的に店内を映せない窓際の角度に限ってお願いして撮る事が出来たのですが、こんなかんじで。
珈琲の湯気立つ通り、それは外の寒さが暖房でも覆い隠せぬほどの寒波を物語るところなのですけれども、確かに、こういう雰囲気ではカメラよりも文庫本でも取り出して、ちょっと気分転換したいところで、そう、ここは基本的に防犯カメラさえ無い情報の静けさ。
酸味が強いなあ、と思いつつも、お店の中に鎮座する様に井戸がありまして、いや別に注文の都度に釣瓶を落として清冽な井戸水をくみ上げている訳ではないのですけれど、水の違いといいますか、地下水なのか琵琶湖経由の水道水なのか、という趣の違いを嗜む。
軽食を挟まない珈琲って、まじめな飲み物なのですよね。ふとそんな事を想う、いやチョコレートのひとかけらやビスケットの類を友としたい印象がなにはないのですが、それでも珈琲単体という嗜み方は、苦味の酸味のお店の個性と真摯に向き合えるような錯覚に。
カトレアさん。多分このお店の前を通ったは多いと思うけれども、祇園や先斗町のほうに通過する方が圧倒的な中で、しかし混雑していない喫茶店で、ちょっと、ふっと、ほっと、というような一時を珈琲と共に愉しむのは、日常の中に確かな香りの一時を感じられます。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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