■臨時情報-ウクライナ情勢
バフムトは駆逐艦の墓場となったガダルカナルの消耗戦を再現しているような印象が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/5f/7e026b234ec7e3dee6ce1cef05c3b73e.jpg)
バフムト攻防戦は、ロシア側が中心部をほぼ制圧しウクライナ軍は市街地の一部を維持する状況となっています。ロシア軍は9カ月間の激戦で死傷者10万名以上という、沖縄戦の日本軍死傷者を超える犠牲者を強いながら漸く人口7万の都市を制圧させつつあるようですが、他方でウクライナ軍はバフムト北部近郊の高地と南部で逆包囲を掛けつつあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/bf/d2c6608dd42b5501bf68f76dfd58d3eb.jpg)
バフムトは要衝ではある、M03号線とM06号線が交差する道路の要衝ではあるのです、ただ、バフムトよりも交通要衝はクラマトルスク、周辺にスラビャンスクやドルジュキーウカにリマンなと都市が並ぶクラマトルスクの方が重要に見えるのですが、M03号線沿いに50km以上離れておりバフムトからロシア軍が簡単に攻略できる都市ではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/19/2de46ab146691af81599601b63c1f84c.jpg)
ウクライナ軍はバフムトの要衝としての価値を過大に示す事でロシア軍に戦力を集中させ出血を強要したのではないか、ウクライナ軍は兵員の損耗を抑える慎重な戦闘を展開しており、逆にバフムトのような消耗戦をドンバス地域だけで十数回遂行する人的資源がロシアにあるのかという疑問符が付き、ガダルカナルのような状況をロシア軍は経験しました。
■ロシアベルゴロドでの騒擾
それっぽい写真が在りませんでしたので記事に載せている写真は現地ではなく普通に富士総合火力演習予行の様子です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/68/bd1eea24a573c5a5e3f952307273779b.jpg)
ベルゴロドでパルチザンによる攻勢、ロシア本土でウクライナとの国境から40kmを隔てたベルゴロドにおいて大規模な戦闘が繰り広げられた模様、不確定情報として22日頃に現地の映像が示されていました。日本では23日にテレビ朝日が報道しましたが、ファクトチェックができたようで、日本時間23日夕方にはイギリスのBBCもロシア発表を報道した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/f8/ff4e4dd3fe23e948c94c865563fe9dc6.jpg)
ベルゴロドでの戦闘は、規模としては中隊規模の部隊が攻撃を加えており、ロシア側はウクライナ軍の浸透と非難、ウクライナ政府はウクライナ軍が関与したものではなくパルチザンの行動ではないかとしており、ロシアの准軍事組織自由ロシア軍団とRVCロシア義勇軍団が関与しているのではないか、としています。偽旗作戦か、武装蜂起か、越境なのか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/d8/fd86eb55553f8051dbc006d084d5d916.jpg)
ロシアのベルゴロド州知事はロシア軍がヘリコプターによる掃討作戦を実施しているとしつつ、地元行政庁舎が攻撃されるなど被害は深刻であるとしています。ただ、ロシア軍は侵攻したウクライナにおいて実に1200kmもの戦線を形成しており、この戦線を維持するだけで相当な兵力を抽出、国内での警備能力が手薄となっている可能性は否定できません。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
バフムトは駆逐艦の墓場となったガダルカナルの消耗戦を再現しているような印象が。
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バフムト攻防戦は、ロシア側が中心部をほぼ制圧しウクライナ軍は市街地の一部を維持する状況となっています。ロシア軍は9カ月間の激戦で死傷者10万名以上という、沖縄戦の日本軍死傷者を超える犠牲者を強いながら漸く人口7万の都市を制圧させつつあるようですが、他方でウクライナ軍はバフムト北部近郊の高地と南部で逆包囲を掛けつつあります。
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バフムトは要衝ではある、M03号線とM06号線が交差する道路の要衝ではあるのです、ただ、バフムトよりも交通要衝はクラマトルスク、周辺にスラビャンスクやドルジュキーウカにリマンなと都市が並ぶクラマトルスクの方が重要に見えるのですが、M03号線沿いに50km以上離れておりバフムトからロシア軍が簡単に攻略できる都市ではありません。
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ウクライナ軍はバフムトの要衝としての価値を過大に示す事でロシア軍に戦力を集中させ出血を強要したのではないか、ウクライナ軍は兵員の損耗を抑える慎重な戦闘を展開しており、逆にバフムトのような消耗戦をドンバス地域だけで十数回遂行する人的資源がロシアにあるのかという疑問符が付き、ガダルカナルのような状況をロシア軍は経験しました。
■ロシアベルゴロドでの騒擾
それっぽい写真が在りませんでしたので記事に載せている写真は現地ではなく普通に富士総合火力演習予行の様子です。
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ベルゴロドでパルチザンによる攻勢、ロシア本土でウクライナとの国境から40kmを隔てたベルゴロドにおいて大規模な戦闘が繰り広げられた模様、不確定情報として22日頃に現地の映像が示されていました。日本では23日にテレビ朝日が報道しましたが、ファクトチェックができたようで、日本時間23日夕方にはイギリスのBBCもロシア発表を報道した。
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ベルゴロドでの戦闘は、規模としては中隊規模の部隊が攻撃を加えており、ロシア側はウクライナ軍の浸透と非難、ウクライナ政府はウクライナ軍が関与したものではなくパルチザンの行動ではないかとしており、ロシアの准軍事組織自由ロシア軍団とRVCロシア義勇軍団が関与しているのではないか、としています。偽旗作戦か、武装蜂起か、越境なのか。
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ロシアのベルゴロド州知事はロシア軍がヘリコプターによる掃討作戦を実施しているとしつつ、地元行政庁舎が攻撃されるなど被害は深刻であるとしています。ただ、ロシア軍は侵攻したウクライナにおいて実に1200kmもの戦線を形成しており、この戦線を維持するだけで相当な兵力を抽出、国内での警備能力が手薄となっている可能性は否定できません。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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