■京都-東舞鶴,特急の旅
特急は特別急行の略称なのだから単に速達列車というだけではなく加点の価値が欲しいところですよね。京都にはそんな満足感を感じさせる良い列車があるのだ。
京都駅に停車する特急はしだて・まいづる号。今やおんぼろの183系特急電車は顔のものとなり、東舞鶴駅に向かう特急の洗練された車輛が行き交う事となりました。最後には古いので今の内と乗っていましたが利用する身からしては新型の方が乗って愉しいですね。
タンゴディスカバリー号、1996年に京都駅が未だ今の姿となる前に運行が始まりました列車です、電車、と書きたいところですが非電化区間に乗り入れる為に気動車方式となっていまして、東舞鶴駅までは電化されていますが京都丹後鉄道の非電化区間にのりいれます。
北近畿タンゴ鉄道KTR8000形気動車、型式名称はこうなっています。タンゴディスカバリー号として運行されている当時から乗り心地といいますか展望席もあって良い特急でしたけれど、リニューアル改修ののちには更に見違えるような水準になり、おちついている。
丹後の海、リニューアル後の本車にはこうした愛称がつけられています。ここはパブリックスペースになっていますので座席を離れてふと景色を愛でる際には広いソファーに落ち着いて、なにか珈琲でも紅茶でも緑茶でもいっそバーボンでもひとつ嗜みたくなる色合い。
まいづる号はしだて号として運行されているこの列車、バーカウンターもあるのか、と思われるかもしれませんがここは運転台の真後ろ、鉄道愛好家やちびっこサンが前面展望を愉しめるカウンター構造となっています、移動を愉しむのだから居心地同様景色も大事ね。
京都丹後鉄道、東舞鶴駅まではJR西日本の路線ですけれども2015年にこの列車運行は第三セクターの北近畿タンゴ鉄道から上下分離方式の、線路を北近畿タンゴ鉄道が所有するのですが列車は特急も普通も団体も回送も京都丹後鉄道が管理する方式に転換しました。
WILLER TRAINS、京都丹後鉄道というのはツアーバス運行で有名なWILLERが管理するところとなっています。この一大改編に併せてKTR8000もリニューアルを行ったという訳ですが、先代は国鉄宮津線を結んだエーデル丹後、キハ65形の観光列車型でしたので気合が。
KTR8000のリニューアル、列車でお困りの際には水戸岡鋭治さんに、という構図でしょうか、かの鉄道リニューアルの専門家水戸岡鋭治さんに依頼しまして、客室天井と壁には白樺材と床は楢の板張りとし、座席には楓の全体的に木材を採用、とこう仕上がりました。
展望席から山陰線の沿線風景を眺める、前のビジネスホテル的な展望スペースも好きではあったのですが座って落ち着いて眺めますと、これは乗客が少なかったという恩恵でもあるのですが居心地良い。なお1編成あたりリニューアルの総工費は8000万円とのこと。
東舞鶴駅まで。リニューアルはしましたが円錐積層ゴム式ボルスタレス台車を通じて伝わる参院選と舞鶴線の路盤に330hpで各車2基が搭載される小松製作所製SA6D125エンジンの鼓動、揺れと騒音というかたちで、この車輛も足回りは古いのだと、感じるのですが。
特別列車ジオパークディスカバリーとしまして過去には鳥取駅まで運行されたこともあるという。なるほど長距離ではあるけれども、これだけ車内設備が充実しているのならば、長時間乗車でも少し車内を散策しつついつもと違う風景を見ていれば飽きないともおもう。
軍港都市舞鶴、舞鶴というのは同じ京都なの、と問われる程に京都駅からは若干距離がありまして、一時は北陸新幹線が舞鶴経路を検討した際にこれで30分で行けると喜んだ程なのですが、時間を掛けて行くにも愉しい列車というのは日常の清涼感といえるでしょう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
特急は特別急行の略称なのだから単に速達列車というだけではなく加点の価値が欲しいところですよね。京都にはそんな満足感を感じさせる良い列車があるのだ。
京都駅に停車する特急はしだて・まいづる号。今やおんぼろの183系特急電車は顔のものとなり、東舞鶴駅に向かう特急の洗練された車輛が行き交う事となりました。最後には古いので今の内と乗っていましたが利用する身からしては新型の方が乗って愉しいですね。
タンゴディスカバリー号、1996年に京都駅が未だ今の姿となる前に運行が始まりました列車です、電車、と書きたいところですが非電化区間に乗り入れる為に気動車方式となっていまして、東舞鶴駅までは電化されていますが京都丹後鉄道の非電化区間にのりいれます。
北近畿タンゴ鉄道KTR8000形気動車、型式名称はこうなっています。タンゴディスカバリー号として運行されている当時から乗り心地といいますか展望席もあって良い特急でしたけれど、リニューアル改修ののちには更に見違えるような水準になり、おちついている。
丹後の海、リニューアル後の本車にはこうした愛称がつけられています。ここはパブリックスペースになっていますので座席を離れてふと景色を愛でる際には広いソファーに落ち着いて、なにか珈琲でも紅茶でも緑茶でもいっそバーボンでもひとつ嗜みたくなる色合い。
まいづる号はしだて号として運行されているこの列車、バーカウンターもあるのか、と思われるかもしれませんがここは運転台の真後ろ、鉄道愛好家やちびっこサンが前面展望を愉しめるカウンター構造となっています、移動を愉しむのだから居心地同様景色も大事ね。
京都丹後鉄道、東舞鶴駅まではJR西日本の路線ですけれども2015年にこの列車運行は第三セクターの北近畿タンゴ鉄道から上下分離方式の、線路を北近畿タンゴ鉄道が所有するのですが列車は特急も普通も団体も回送も京都丹後鉄道が管理する方式に転換しました。
WILLER TRAINS、京都丹後鉄道というのはツアーバス運行で有名なWILLERが管理するところとなっています。この一大改編に併せてKTR8000もリニューアルを行ったという訳ですが、先代は国鉄宮津線を結んだエーデル丹後、キハ65形の観光列車型でしたので気合が。
KTR8000のリニューアル、列車でお困りの際には水戸岡鋭治さんに、という構図でしょうか、かの鉄道リニューアルの専門家水戸岡鋭治さんに依頼しまして、客室天井と壁には白樺材と床は楢の板張りとし、座席には楓の全体的に木材を採用、とこう仕上がりました。
展望席から山陰線の沿線風景を眺める、前のビジネスホテル的な展望スペースも好きではあったのですが座って落ち着いて眺めますと、これは乗客が少なかったという恩恵でもあるのですが居心地良い。なお1編成あたりリニューアルの総工費は8000万円とのこと。
東舞鶴駅まで。リニューアルはしましたが円錐積層ゴム式ボルスタレス台車を通じて伝わる参院選と舞鶴線の路盤に330hpで各車2基が搭載される小松製作所製SA6D125エンジンの鼓動、揺れと騒音というかたちで、この車輛も足回りは古いのだと、感じるのですが。
特別列車ジオパークディスカバリーとしまして過去には鳥取駅まで運行されたこともあるという。なるほど長距離ではあるけれども、これだけ車内設備が充実しているのならば、長時間乗車でも少し車内を散策しつついつもと違う風景を見ていれば飽きないともおもう。
軍港都市舞鶴、舞鶴というのは同じ京都なの、と問われる程に京都駅からは若干距離がありまして、一時は北陸新幹線が舞鶴経路を検討した際にこれで30分で行けると喜んだ程なのですが、時間を掛けて行くにも愉しい列車というのは日常の清涼感といえるでしょう。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)