■臨時情報-日本海緊張
北朝鮮が弾道ミサイル3発を連続発射、同じく核実験準備の進展が伝えられる中での久々のICBM実験が行われたもよう。
北朝鮮は5月25日早朝、ICBMを含む複数の弾道ミサイルを日本海に向け発射しました、我が国への被害は出ていません。弾道ミサイルは日本時間0559時と0642時に発射され、この他に発射直後に分解し失敗したと考えられる0637時の発射が、韓国国防省により確認されています。韓国は北朝鮮に隣接し、レーダーによる確認が容易となっているようです。
0559時に発射されたものは飛翔距離が300kmで最高到達高度は550kmであり、韓国国防省は大陸間弾道弾ICBMの火星17型であると分析、0637時に発射されたものは短距離弾道弾と考えられるようですが発射直後に分解しており失敗したと考えられています。続いて0642時に発射されたものは短距離弾道弾で高度60kmを760km飛翔したとのこと。
ミサイル発射は朝鮮半島西部の順安飛行場付近とみられ、朝鮮半島上空を飛翔したのちに日本海の我が国EEZ排他的経済水域外側に着弾したとのこと。日本列島に到達する可能性は無かった為に破壊措置命令などは発令されていません。0637時と0642時に発射されたものは同型と思われ、発射失敗を受けての連続発射か同時弾着を期した失敗かは不明です。
中国爆撃機とロシア爆撃機が日本周辺上空を飛行する特異な事例が在ったと防衛省が発表しました。これは24日、東京にて日本とアメリカにインドとオーストラリア首脳が一堂に会してQUAD首脳会談が行われている最中であり、ここに焦点を当てたものと考えられています。中国爆撃機はH-6爆撃機が4機とロシア爆撃機はTu-95戦略爆撃機が2機です。
爆撃機の飛行経路は、沖縄本島先島諸島の中間部分から北上し南西諸島沖に沿って変針、九州本島と壱岐対馬間を飛行し日本海へ進入し島根県隠岐の島沖から島根県竹島方面を一周する経路を執り、同じ経路で沖縄方面へ飛び去りました。またロシア沿海州からIl-20情報収集機1機が能登半島沖まで南下、爆撃機は中ロ機で編隊飛行を行っていたとのこと。
H-6爆撃機とTu-95戦略爆撃機は共に1950年代の設計ですが、H-6爆撃機については改良型の開発が継続されており射程2000kmクラスの巡航ミサイルを搭載するミサイル爆撃機としても運用されます、航空自衛隊は対領空侵犯措置任務に基づく緊急発進を実施し対応しました。翌日にはこの海域で北朝鮮がミサイル実験を実施、日本海は緊張下にあります。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
北朝鮮が弾道ミサイル3発を連続発射、同じく核実験準備の進展が伝えられる中での久々のICBM実験が行われたもよう。
北朝鮮は5月25日早朝、ICBMを含む複数の弾道ミサイルを日本海に向け発射しました、我が国への被害は出ていません。弾道ミサイルは日本時間0559時と0642時に発射され、この他に発射直後に分解し失敗したと考えられる0637時の発射が、韓国国防省により確認されています。韓国は北朝鮮に隣接し、レーダーによる確認が容易となっているようです。
0559時に発射されたものは飛翔距離が300kmで最高到達高度は550kmであり、韓国国防省は大陸間弾道弾ICBMの火星17型であると分析、0637時に発射されたものは短距離弾道弾と考えられるようですが発射直後に分解しており失敗したと考えられています。続いて0642時に発射されたものは短距離弾道弾で高度60kmを760km飛翔したとのこと。
ミサイル発射は朝鮮半島西部の順安飛行場付近とみられ、朝鮮半島上空を飛翔したのちに日本海の我が国EEZ排他的経済水域外側に着弾したとのこと。日本列島に到達する可能性は無かった為に破壊措置命令などは発令されていません。0637時と0642時に発射されたものは同型と思われ、発射失敗を受けての連続発射か同時弾着を期した失敗かは不明です。
中国爆撃機とロシア爆撃機が日本周辺上空を飛行する特異な事例が在ったと防衛省が発表しました。これは24日、東京にて日本とアメリカにインドとオーストラリア首脳が一堂に会してQUAD首脳会談が行われている最中であり、ここに焦点を当てたものと考えられています。中国爆撃機はH-6爆撃機が4機とロシア爆撃機はTu-95戦略爆撃機が2機です。
爆撃機の飛行経路は、沖縄本島先島諸島の中間部分から北上し南西諸島沖に沿って変針、九州本島と壱岐対馬間を飛行し日本海へ進入し島根県隠岐の島沖から島根県竹島方面を一周する経路を執り、同じ経路で沖縄方面へ飛び去りました。またロシア沿海州からIl-20情報収集機1機が能登半島沖まで南下、爆撃機は中ロ機で編隊飛行を行っていたとのこと。
H-6爆撃機とTu-95戦略爆撃機は共に1950年代の設計ですが、H-6爆撃機については改良型の開発が継続されており射程2000kmクラスの巡航ミサイルを搭載するミサイル爆撃機としても運用されます、航空自衛隊は対領空侵犯措置任務に基づく緊急発進を実施し対応しました。翌日にはこの海域で北朝鮮がミサイル実験を実施、日本海は緊張下にあります。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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