■防衛情報-ウクライナ戦争
キンジャールミサイルの前方展開の話題を主題としますが先ずは東部戦線北部の情勢から。
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ISWアメリカ戦争研究所10月21日付分析によれば東部戦線北部でのロシア軍攻撃回数が激増しているとのこと。クピャンスク北東9kmのシンキフカとイヴァニフカで小規模攻撃20回、スヴァトフ南西15kmにあるナディヤで5回、クレミンナの南12kmにあるビロホリフカとスピルネ周辺地域で10回、攻撃を受けた。ロシア軍は前進していない。
戦闘は少なくとも35回に及んでいますが、此処からわかることは、35回の攻撃にロシア軍が失敗しているという事、これは威力偵察であるのか連携の取れない突発的攻撃であるのかは分析が及んでいません。このほか東部戦線の動きとして、バフムト南西13kmのクルディウミフカにロシア軍が兵力を集中、ウクライナ軍の反撃を阻止する構えとのこと。
■防衛情報-ウクライナ戦争
MiG-31の話題です。
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ロシアのプーチン大統領はMiG-31戦闘機にキンジャール超音速ミサイルを搭載し黒海東部上空戦闘哨戒を開始したと発表しました。これは10月18日のプーチン大統領発言を10月21日付イギリス国防省ウクライナ戦況報告が紹介したものです。黒海東部ではロシア軍機によるNATO軍機への挑発行動や妨害行動が頻発していますが、狙いは別に。
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地中海東部で行動するアメリカ海軍空母打撃群へのプレゼンスが目的ではないか、イギリス国防省はこう分析しています。キンジャールは射程2000㎞あり、プレゼンスは可能です。ただ、イギリス国防省はこの点について、キンジャールのウクライナでの実戦結果は芳しくなく、ロシア国内向けにアメリカへ優位であると示す事が目的だと分析しています。
■防衛情報-ウクライナ戦争
戦況はドニエプル川の方面でも動く。
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ドニエプル川渡河作戦について、ISWアメリカ戦争研究所10月21日付分析としてウクライナ軍は17日から18日にかけ、それまでの散発的な渡河作戦よりも規模の大きな渡河作戦を開始し、河岸から2㎞のキルンキー付近まで進出、21日の戦況分析時点でも東岸地域に橋頭保を維持しているもよう。ロシア軍は航空攻撃を行い排除を試みている。
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ロシア軍はこの地域に南部軍管区第49諸兵科連合軍と新編された第18諸兵科連合軍を配置していますが、第49軍第205自動車化狙撃連隊などはかなりの損耗を強いられているという。ロシア軍はカスピ小艦隊第177海軍歩兵連隊を増援に派遣していますが、ザポリージャ州西部での損耗から回復しておらず、ウクライナ海兵隊は橋頭保維持している。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
キンジャールミサイルの前方展開の話題を主題としますが先ずは東部戦線北部の情勢から。
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ISWアメリカ戦争研究所10月21日付分析によれば東部戦線北部でのロシア軍攻撃回数が激増しているとのこと。クピャンスク北東9kmのシンキフカとイヴァニフカで小規模攻撃20回、スヴァトフ南西15kmにあるナディヤで5回、クレミンナの南12kmにあるビロホリフカとスピルネ周辺地域で10回、攻撃を受けた。ロシア軍は前進していない。
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戦闘は少なくとも35回に及んでいますが、此処からわかることは、35回の攻撃にロシア軍が失敗しているという事、これは威力偵察であるのか連携の取れない突発的攻撃であるのかは分析が及んでいません。このほか東部戦線の動きとして、バフムト南西13kmのクルディウミフカにロシア軍が兵力を集中、ウクライナ軍の反撃を阻止する構えとのこと。
■防衛情報-ウクライナ戦争
MiG-31の話題です。
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ロシアのプーチン大統領はMiG-31戦闘機にキンジャール超音速ミサイルを搭載し黒海東部上空戦闘哨戒を開始したと発表しました。これは10月18日のプーチン大統領発言を10月21日付イギリス国防省ウクライナ戦況報告が紹介したものです。黒海東部ではロシア軍機によるNATO軍機への挑発行動や妨害行動が頻発していますが、狙いは別に。
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地中海東部で行動するアメリカ海軍空母打撃群へのプレゼンスが目的ではないか、イギリス国防省はこう分析しています。キンジャールは射程2000㎞あり、プレゼンスは可能です。ただ、イギリス国防省はこの点について、キンジャールのウクライナでの実戦結果は芳しくなく、ロシア国内向けにアメリカへ優位であると示す事が目的だと分析しています。
■防衛情報-ウクライナ戦争
戦況はドニエプル川の方面でも動く。
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ドニエプル川渡河作戦について、ISWアメリカ戦争研究所10月21日付分析としてウクライナ軍は17日から18日にかけ、それまでの散発的な渡河作戦よりも規模の大きな渡河作戦を開始し、河岸から2㎞のキルンキー付近まで進出、21日の戦況分析時点でも東岸地域に橋頭保を維持しているもよう。ロシア軍は航空攻撃を行い排除を試みている。
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ロシア軍はこの地域に南部軍管区第49諸兵科連合軍と新編された第18諸兵科連合軍を配置していますが、第49軍第205自動車化狙撃連隊などはかなりの損耗を強いられているという。ロシア軍はカスピ小艦隊第177海軍歩兵連隊を増援に派遣していますが、ザポリージャ州西部での損耗から回復しておらず、ウクライナ海兵隊は橋頭保維持している。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)