北大路機関

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【京都発幕間旅情】阪急伊丹線,路線長3.1kmを往くマルーンカラー6000系と7000系電車

2022-05-15 18:22:37 | コラム
■マルーンカラー阪急電車
 マルーンカラーの阪急電車は常に磨き上げられていて眺めると綺麗さは小気味良い。

 阪急伊丹線、全長僅か3.1kmの路線ですが、1920年に開業した100年を超える路線です。ながらく3100系電車が運行されていましたが、現在は6000系と7000系が充当されていまして、四両編成のささやかな編成ではありますが運行頻度は高く、便利な路線という。

 7000系は1980年に運用が開始された神戸本線と宝塚本線用の車両で、初期車両は鋼製車輛となっていますが後期車両はアルミ製車体を採用するという転機が在りまして、リニューアル工事をうけ、一部は界磁チョッパ車からVVVFインバータ制御へ改修されている。

 伊丹線は沿線の方以外には阪急沿線全般の方には一つの支線と云うだけなのかもしれませんが、自衛隊行事を撮影する方々には京阪神近畿紀州を警備管区とする第3師団、その司令部が置かれる千僧駐屯地、西日本全域を管区とする中部方面総監部の伊丹駐屯地が近い。

 自衛隊行事は第3師団祭が5月、中部方面隊創設記念行事が10月とありまして、この際にお世話になります路線、という印象があります。そして有岡城址に近く、白雪で知られる小西酒造や猪名神社はじめ寺社仏閣など沿線には散策の際に、趣き深い名所旧跡もならぶ。

 阪急6000系は7000系と並ぶ伊丹線の主力車両で1976年から運用されています、設計最高速度が110km/hということで昔は将来120km/h運転時代には対応できないのかと考えていたものですが2020年代にもこうした予定は無く、今しばらくは活躍が続くもよう。

 6000系は能勢電鉄にも譲渡されているのですが、車体は鋼製車輛ながらアルミ車体試作車が製造されていまして、阪急電鉄の転換点と云える車両の一つです。ロングシートの車内は混雑しない折には広々と過ごしやすく、短い路線ながら快適な移動が愉しめる電車だ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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