イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

紙一重の幸福と不幸!

2007-01-17 | 第一章「意識と知覚」

最近痛ましい殺人事件などが連続して起こり、朝から陰鬱な気分になることも多い。朝から、恐ろしい事件を聴くと一日が嫌になる。

犯罪にあって幸せそうな家族が突然、不幸のどん底に投げ出される。崩壊する人間関係。鳥ウィルスのような殺人ウィルスが蔓延したらなんてことも考える。私のささやかな幸福は、風前の灯ではと考えたりする。

幸福は紙一重で不幸になるのだ。そして気持ち悪い不安感、嫌悪感が自分の中に立ち上がってくる。

そんな時に、反対のことを考えてみた。自分の過去を振り返り、不幸な出来事、あるいは危機を乗り越えてきたことを意識化する。

幼い頃、落ちて頭を打っても助かったこと。海水浴場で溺れかけて救われたこと。大怪我をするところをちょっとした傷で助かったこと。窮地に陥った時に紙一重で助けられたこと。そして自分の子供、妻、そして、両親の数々の紙一重。紙一重のあとの安堵感、幸福感の豊かであったこと。

窮地を切り抜けてきたことを思索すると、不幸も幸福と紙一重であることがわかり、幸せな気分になる。西田幾多郎先生風にいうと、幸福即不幸、不幸即幸福!

幸福について考えるのは、幸福への一歩なんですね!

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